きょう午前9時ごろ、首相官邸のエントランスホールに官邸職員らが菅直人首相を見送るために集まり、整列して待っていました。昨年の6月4日以来の光景です。
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よく見ると、花束を持つ女性職員の左後方に、枝野幸男官房長官、仙谷由人官房副長官、福山哲郎官房副長官の姿もありました。この人たちを含め、官邸の主役たちは交代します。諸行無常は永遠の真理であります。
やけにニタニタした主役の登場です。最後まで、妙に落ち着きのない歩き方でした。それももう、滅多に見ることはないだろうと思うと……。見送る官邸職員らもみんな笑顔でしたが、さぞや嬉しかろう、いや寂しかろうと。
菅首相は、もぞもぞとした声で「3.11の事故対応はしっかり対応できた」「もう官邸に足繁く来ることはないかも……」などとあいさつしていましたが、私はよく聞き取れませんでした。しかしまあ、辞めた首相にそう頻繁に来てもらっても困りますね。
花束贈呈の際、ふと気づくと枝野、福山両氏は菅首相の方を向いているのに、仙谷氏はあさっての方向を見ていました。本当に嫌いで嫌いで仕方がなくなっているのだろうと感じました。先日の菅首相の退陣表明記者会見では居眠りしていましたしね。
菅首相は名残惜しいのか、いったん職員の列の手前側に戻ってだれや彼やと握手をしていました。452日の在任期間は、歴代首相で19番目の長さだとかで、20位の森喜朗、21位の安倍晋三両元首相を抜いたことは、さぞやお喜びだろうと推察します。
それでは、サヨウナラ。
杜父魚文庫
8341 さらば、菅直人首相 阿比留瑠比

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