8516 中国航空ショーで戦闘機が墜落  古沢襄

中国の西安市で開かれていた中国国際通用航空大会の航空ショーで国産の戦闘機が墜落しパイロットが行方不明となっていると仏AFPが伝えている。
情報が錯綜しているが、現地時間の14日午前10時47分、飛行ショーを行っていた国産戦闘機JH-7(飛豹)が、ショーを終えた後の低空飛行中に突如バランスを崩し、観客席から2km地点の沼地に墜落したという。
搭乗していた2人のうち1人は、病院に搬送された。パラシュートによって脱出したもう1人は依然として行方不明。
中国の新華社は墜落機JH-7(飛豹)は中国初の自主開発による複座式戦闘爆撃機としている。98年に珠海航空展で初披露され、中国国防の星とも言われていた。しかし中国国営中央テレビ局は炎上する映像を放映、事故機は中国とパキスタンが共同開発したFC-1、通称「梟龍(Xiaolong)」だとしている。
<【10月14日 AFP】(一部更新)中国国営メディアによると14日、 中国北部陝西(Shaanxi)省西安(Xian)市で開催されていた「中国国際通用航空大会(China International General Aviation Convention)」の航空ショーで、戦闘機1機が墜落し、パイロット1人が行方不明となっている。
中国国営中央テレビ局(China Central Television、CCTV)は、戦闘機1機が上空からそのまま地面に墜落し、炎上する映像を放映。事故機は中国とパキスタンが共同開発したFC-1、通称「梟龍(Xiaolong)」だと伝えた。
一方、新華社(Xinhua)通信は事故を起こしたのは国産の複座式戦闘爆撃機JH-7、通称「飛豹(Flying Leopard)」だと伝えており、情報が錯綜している。
同航空ショー主催者広報はAFPの取材に対し「墜落機には異常があったようで、現場に調査チームが派遣された」と説明したが、事故機の機種については言及しなかった。搭乗していた2人のパイロットのうち1人がパラシュートで脱出したが、もう1人の行方は現在も捜索中だという。地上にいた人びとにけがはなかった。
現場にいた新華社通信の記者によると、墜落の後、地上からは濃い煙が立ち上ったが、ショーは続行されたという。
人民日報(People’s Daily)によると、この航空ショーには中国国外、国内から約100機が参加し、約30機が展示されている。(AFP)>
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