TPP論議も戦いがひとまず落ち着いてみるとーーー反対派はまだ反撃の機会が十分にあるのでしょうがーーーいままであまりみえなかったことがみえてきます。
私にとって自民党内の賛否の構図のその「あまりみえなかった」領域の一つです。だから自民党の若手ホープの小泉進次郎議員がTPPに強く賛成していたというニュースはやや意外に感じました。
でも小泉純一郎氏ならばTPPに当然、賛成でしょうね。改革、開国となれば、どうしてもそうなるでしょう。もちろん政治家がすべて父親の意見に従うはずはありませんが、親の影響は否定できず、進次郎氏がTPP賛成なのも自然なのかもしれません。以下はその進次郎氏のTPP推進ぶりについての新聞報道です。
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<<小泉進次郎氏「参加遅すぎる」 TPP反対の自民批判>>
TPP賛成派の自民党の小泉進次郎衆院議員が、衆院議院運営委員会の委員を差し替えられた。野田佳彦首相のTPP交渉参加表明に反対する国会決議の採決で、党の方針に従わない構えをみせたためだ。
自民党などは10日、参加表明に反対する国会決議案を衆院に提出。衆院議院運営委で採決する前、小泉氏は党側からの問い合わせに「その決議には賛成できません」ときっぱり答えたという。自民党は小泉氏を別の議員に差し替えた。決議案は民主党などの反対多数で否決された。
小泉氏は記者団に「(TPP交渉参加は)拙速ではなく遅すぎる。自民党だったらもっと早く決断して交渉の場で戦えた」と持論を展開。「党に迷惑をかけ る」と差し替えには応じたが、「自民党が早期解散を言うのなら、なぜ首相の判断を遅すぎると言わないのか」と党執行部を批判した。
杜父魚文庫
8662 小泉進次郎議員がTPPの強力推進派だったとは 古森義久

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