さて本日は、参院の「沖縄及び北方問題に関する特別委員会」が来年1月に予定している沖縄視察をめぐり、当初予定されていた自衛隊機による尖閣諸島の上空視察が、民主党の理事による強硬な反対で取りやめになりそうだという問題について書きます。
これは、同委員会に所属するみんなの党の江口克彦最高顧問が明かした怒りの告発です。江口氏によると、視察は1月17日から19日までの予定で、二日目に那覇から宮古島へと向かう際に、尖閣諸島の上空視察が組まれていたそうです。
ところが、同委員会の民主党理事である相原久美子氏(自治労議員)が先日、江口氏を訪ねてきて、「こういう視察日程にしたい」と新しい視察スケジュールを提示してきました。それには、当初あった尖閣諸島の上空視察が抜け落ちていたため、江口氏がなぜかと尋ねると、相原氏はこう言い放ったそうです。
「中国を刺激するからやめる!!」
これに激怒した江口氏でしたが、新日程にはこのほかにも多々納得がいかない点がありました。視察先をみると、「県庁」「那覇市母子生活支援センター」「宮古島メガソーラー実証研究設備」「製糖工場」「沖縄県立宮古病院」……などとあるのに、肝心の名護市辺野古もなければ、名護市長や沖縄県知事との会談もセットされていません。
江口氏が相原氏に、「名護市長との会談や辺野古視察はないのか」と聞くと、相原氏は「その予定はない」とのことでした。さらに、「県知事には会わないのか」とたたみかけると、「会おうとは思う」みたいなはっきりしない態度だったそうです。そこで、江口氏が県知事秘書室に確かめたところ、「そんな連絡はないし、知らない」との回答でした。
江口氏は、「これでは物見遊山ではないか。一体何のために行くのか」と怒り心頭に発し、相原氏に尖閣視察などを加えるよう再考を求めましたが、それっきり、もう国会も会期末だというのに返事はこないとのことです。
そこで江口氏は、同委員会の自民党の理事にも話をし、やはり尖閣視察などを入れるように働きかけましたが、自民党理事も「民主党側に言ったが、返事が来ない」と当惑していたと言います。江口氏は、私にこう語りました。
「民主党政権の外交は『ひれ伏し外交』であり、あまりに腹立たしい。国民のことを考えていない。亡国の政党だと思う。民主党政権で日本がよくなる可能性は、ない。今の日本を不幸にしているのは民主党政権そのものだ」
江口氏の民主党政権批判は激烈でしたが、私には頷けるものでした。ちなみに相原氏に関しては、2007年8月11日のエントリ「解放新聞と自治労と『戦争ができる国』」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/263931/)でも取り上げているのでご参照ください。
それと、話は飛びますが、鳩山由紀夫元首相の破壊力は健在ですね。彼が何か口にするたびに手順・手続きは吹っ飛び、物事はぶっ壊れ、すべてが水泡に帰していきます。きょう、彼が国会で演説するのを久しぶりに見て、「ルーピーー!」と大声で叫びたくなりました……。
杜父魚文庫
8764 尖閣諸島上空視察を中止させようという民主党の策謀 阿比留瑠比
阿比留瑠比
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