中国で一番有名なエコノミスト=郎喊平が大予言、「中国のホワイトカラーの99%は、まもなく破産します」
これぞ正気の沙汰の予言だろうか?中国でもっとも著名なエコノミストのひとり、郎喊平が「もしマンション市場の崩落がおこれば、中国のホワイトカラーの99%は両三年以内に破産します」と大予言をなした。「理由は簡単で景気悪化、国有企業の多くが経営不振、失業するだろうから、ローンの支払いを継続できなくなる」(博訊新聞網、12月31日)。
郎は香港中文大学教授。シカゴ大学、ペンシルバニア大学で教鞭をとったあと、香港で教える傍らテレビ「財経郎評」で辛口の中国経済を論ずるので、中国語圏では著名な存在。ただし日本ではまだ無名にちかい。
通貨発行量を増大させる政策は上限が見えた。「インフレを抑制するのが第一義となれば、通貨増量より景気安定に主眼が置かれるだろう。金融緩和政策には限界があり、ホワイトカラーは、北京を例に取れば月給3000元から15000元の収入しかなく、いまでさえその多くがローンの支払いに消えているが、それが支払い不能に陥るのは明らかであろう」と、その理由を続けた。
米国のウォール街では「われわれが99%だ」のデモ、他方、中国では99%のホワイトカラーが破産するんですと。
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8880 中国のホワイトカラーの99%が破産へ 宮崎正弘
宮崎正弘
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