「何か忘れてはいませんか!」・・・政治力学からいえば、消費増税をめぐって民主党内で造反が起こらないと早期の解散・総選挙はありえない。造反劇の主役は”死に体”になったかにみえる小沢一郎氏を置いて外にはいないと杜父魚ブログに書いたばかりだが、共同通信は小沢氏との単独インタビューをものにしている。小沢氏は初めて法案採決では反対に回る造反の意向を表明した。
また野田首相が衆院解散・総選挙で信を問うのは困難として、次期衆院選が後継首相の下で早期に実施される可能性にまで言及した。政局をめぐる久々のスクープ、この造反発言で党内の小沢グループが勢いづくのは間違いない。参院与党過半数割れと合わせ、最重要課題の実現は一層遠のき、首相の政権運営が行き詰まる可能性も出てきたと共同記事は予測している。
<民主党の小沢一郎元代表は4日までに共同通信の単独インタビューに応じ、野田佳彦首相の消費税増税方針は「筋道が違う。経済政策としてもおかしい」と述べ、法案採決では反対に回る意向を表明した。国民の理解が得られないとして、野田首相が衆院解散・総選挙で信を問うのは困難とも主張。次期衆院選が後継首相の下で早期に実施される可能性に言及した。自らの離党は否定した。
党内最大勢力を抱える小沢氏が増税法案への造反を明言したことで同調者が相次ぐのは必至。参院与党過半数割れと合わせ、最重要課題の実現は一層遠のき、首相の政権運営が行き詰まる可能性も出てきた。(産経)>
<民主党の小沢一郎元代表は4日までに共同通信の単独インタビューに応じ、野田佳彦首相の消費税増税方針は「筋道が違う。経済政策としてもおかしい」と述べ、法案採決では反対に回る意向を表明した。国民の理解が得られないとして、野田首相が衆院解散・総選挙で信を問うのは困難とも主張。次期衆院選が後継首相の下で早期に実施される可能性に言及した。自らの離党は否定した。(ロイター)>
杜父魚文庫
9031 共同の単独インタビューで小沢氏が造反を明言 古沢襄

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