9158 米国務長官「シリア反体制派がいずれ攻勢に」、武器供与示唆か  古沢襄

英紙サンデー・タイムズの米人女性記者メリー・コルビン氏がシリア軍の砲撃で亡くなった事件は、シリア情勢で模様見を決め込んでいた米政界に衝撃を与えた。ロンドンを訪問中のクリントン米国務長官はシリアの反体制派がいずれ武装強化するとの見方を示した。その裏付けとして米国の武器供与が欠かせない。
英ロイターによれば、クリントン長官は「反体制派の部隊はますます勢力を増すだろう。彼らはいずれ自らを防御する手段を手にし、攻勢に出る」と踏み込んだ発言をしている。
<[ロンドン 23日 ロイター]クリントン米国務長官は23日、シリアの反体制派がいずれ武装強化するとの見方を示した。米政府はこれまで、シリア情勢が政治的に解決できない場合、反体制派に武器を供与する可能性を示唆している。
クリントン長官は訪問先のロンドンで、「シリアや同盟国がとる戦略は、合法性や残虐行為の評価に耐えうるものではない」した上で、「反体制派の部隊はますます勢力を増すだろう。彼らはいずれ自らを防御する手段を手にし、攻勢に出る」と語った。
さらに、「限界点がやがて訪れることに疑いを持っていない」と断言し、その時が早ければ早いほど多くの命が救われると述べた。
クリントン国務長官は、関係国による連絡グループ「シリアの友人」が24日にチュニジアの首都チュニスで開催する初会合に出席。会合では、約70カ国の代表者らが今後のシリアへの対応を協議する。(ロイター)>
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