武漢近郊で7・2キロのレール軌道が豪雨で沈下、補修に一ヶ月以上。小誌3583号の速報に続いて事故の詳細が判明した。
湖北省武漢から重慶へいたる新幹線区工事は、昨年7月の温州における脱線事故以来、全面点検のため、いったん工事は中断されていた。
再開された武漢―宜昌新幹線工事が崩落事故にあった。第一報の鉄橋崩落事故ではなく、豪雨による軌道の沈下事故だったようだ。
現場は7・2キロに及び、建設担当の中国鉄道局湖北省鉄建局は「武漢から宜昌までの291キロの区間工事の湖南省現場で地盤の沈下があり、補修補強工事に一ヶ月がかかる」と記者会見した。
中国のメディアは「豪雨で軌道沈下なら危なくて乗れない」「砕石工事を土盛りで手抜きしているのではないか」などの批判が集中している。
杜父魚文庫
9261 中国新幹線地盤崩落 続報 宮崎正弘
宮崎正弘
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