中国の最高権力機関である党中央政治局常務委員会は九人の政治局常務委員から成り立っている。現在の顔ぶれは胡錦濤、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康なのだが、秋の第18回党大会(十八大)で、七人が退任、習近平と李克強の二人が残ることになっている。
胡錦濤 – 序列第1位 中国共産党中央委員会総書記、中華人民共和国主席、中央軍事委員会主席
呉邦国 – 序列第2位 全国人民代表大会常務委員長
温家宝 – 序列第3位 国務院総理
賈慶林 – 序列第4位 中国人民政治協商会議全国委員会主席
李長春 – 序列第5位 中国共産党中央精神文明建設指導委員会主任
習近平 – 序列第6位 中国共産党中央書記処第一書記、中華人民共和国副主席
李克強 – 序列第7位 国務院常務副総理
賀国強 – 序列第8位 中国共産党中央規律検査委員会書記
周永康 – 序列第9位 中国共産党中央政法委員会書記
周永康、李長春、賈慶林、呉邦国の四人は江沢民派の重鎮とされる。この四人が退任した後は、江沢民派で埋めようとする動きがあって、そのトップ・ランナーが重慶市の薄煕来・党委書記だった。失脚によって薄煕来の常務委員入りがほぼ白紙に戻ったことは、江沢民派にとって深刻な打撃になった。
最高権力機関の人事争いこそが、”中南海”の権力闘争なのである。この状況下で英ロイターは新常務委員を予測、「江沢民派を一掃か」と報じた。
予測される新しい顔ぶれは、現政治局委員の汪洋(広東省書記)、王岐山(副首相)、劉雲山(党中央宣伝部長)、李源潮(党中央組織部長)、張徳江(副首相・重慶市書記)、張高麗(天津市書記)、兪正声(上海市書記)の七人。
再任される李克強(副首相)は温家宝の後の次期首相候補。また新任の李源潮は胡錦濤をトップとする団派の重要メンバーで、しかも父親がかつて上海市の副市長を務めていたため、太子党のメンバーでもある。李源潮が国家副主席という観測がある。
一時、失脚説が伝えられた汪洋は薄煕来の政敵といわれていたので、薄煕来の失脚によって逆に浮上した。
北京・読売によれば、このところ保守派の論壇サイトが軒並み開けない状態が続いているという。当局が急速な改革に異議を唱える保守派論壇を閉鎖した可能性があるという。
<中国共産党中央政治局常務委員会(ちゅうごくきょうさんとうちゅうおうせいじきょくじょうむいいんかい)は、中国共産党の最高意思決定機関。「中国共産党が国家を領導(指導)する」という中華人民共和国の政治構造において、事実上の国家の最高指導部でもある。略称は中共中央政治局常務委員会、中央政治局常務委員会、政治局常委会など。構成員は中央政治局常務委員や政治局常務委員と呼ばれる。
趙紫陽時代に5人だった政治局常務委員は、趙紫陽失脚後常にバランス人事が図られ、増加に歯止めが利かなくなった。特に第16回党大会では7人から2人増えて9人となった。「集団指導体制」と表現されているが、カリスマ不在の裏返しともいえる。(ウイキペデイア)>
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9289 ロイターが「江沢民派一掃」の新常務委員を予測 古沢襄
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