9325 武闘派・王立軍は優れた特許王  宮崎正弘

王立軍は本当に米国への亡命を申請したのか?テロ対策装備などで王立軍は150もの特許を保持していた。新事実が判明した。ウォールストリートジャーナルの中国語版(3月22日)が伝えている。薄き来失脚政変の裏面である。
王立軍はアイディアマンだった。警察装備、テロ対策設備、装甲車など彼がおさえていたパテントは、じつに150.なかでもヒットは赤いレインコートで、婦人警官用だが、おしゃれなうえ軽量。好評だった。これも王立軍の保有する特許。
重慶市の武装警察、公安の装備、制服ならびに携行備品から装甲車にいたるまで2010年の予算はな、なんと26億8000万元(邦貨換算350億円弱)の巨額にのぼった。
失脚直前の2012年1月に成立した王立軍の特許はテロ対策用装甲車(クロスカントリー式)。多くのパテントは王立軍が遼寧省錦州の公安局長時代に取得した特許だ。
重慶のマフィアを退治した武闘派であった王立軍は同時に頭脳も明晰だったようで、中国はひょっとして優秀な人材を失ったことになるのかも知れない。
杜父魚文庫

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