中国銀行が「テロ組織の資金を洗浄していた」とイスラエル情報機関。 米国裁判所、イスラエルの中国銀行提訴を受け入れへ。
フォックスニュース(3月21日)が伝えている。中国銀行広州支店から、イスラエルのウエストバンク(ヨルダン川西岸)にある銀行口座へ、合計で110万ドルの送金があった事実が判明した。
この口座は「イスラム聖戦機構」や「ハマス」の関係者が開設して利用してきた形跡があることをイスラエルの情報機関「モサッド」が掌握した。
2006年四月にテルアビブのサンドイッチ店を襲った自爆テロでは9人が死亡し、60人が重軽傷を負った。この自爆テロリストの遺族にはテロ組織から15000ドルから25000ドルが「慰労金」として支払われた。
イスラエルは中国銀行がテロリストの資金洗浄に手を貸しているとして証拠を提出し、中国に警告してきたが、埒があかないと判断し、米国の裁判所へ提訴する方針を固めた。
フォックスニュースは、米裁判所が近く、この提訴を受け入れる方向にあると報じている。
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