北朝鮮が発射予告をした長距離弾道ミサイルについて、米下院軍事委員会で「ミサイルの安定性に信頼が持てず、複数の国が破片落下によって影響を受ける可能性がある」と国防総省高官が懸念を表明した。人的被害の発生を警戒する必要がある地域として沖縄県や韓国、フィリピン、インドネシアなどを挙げた。
核搭載ミサイルではないから、人的被害が発生しても小規模だろうが、落下する破片をパトリオットPAC3ミサイルで迎撃・破壊するのは不可能に近い。沖縄県民にとっては不安が募る。国防総省高官は北朝鮮のミサイル発射は、今回にとどまらず重ねて行われる可能性を示唆した。
<【ワシントン時事】米国防総省のラボイ次官補代行(アジア・太平洋担当)は28日の下院軍事委員会で、「衛星打ち上げ」を名目にした北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射予告について、「ミサイルの安定性に信頼が持てず、複数の国が破片落下によって影響を受ける可能性がある」と懸念を表明した。人的被害の発生を警戒する必要がある地域として沖縄県や韓国、フィリピン、インドネシアなどを挙げた。
さらに同次官補代行は、北朝鮮は挑発行為を通じて新指導者金正恩氏の権力基盤を固めようとしていると述べ、4月15日の故金日成主席生誕100周年以外にも、同月11日の韓国総選挙、12月の韓国大統領選に合わせて挑発に出る恐れがあると指摘した。(時事)
アメリカ国防総省の高官は28日、北朝鮮が「人工衛星」と称する事実上のミサイル発射を行った場合、「破片が日本や韓国などに落ち、けが人が出る可能性がある」との見方を示しました。
「破片が落下してけが人が出る可能性があります」(アメリカ ラボイ国防次官補代行)
アメリカ国防総省のラボイ国防次官補代行は28日、議会下院の軍事委員会でこのように述べ、北朝鮮が「人工衛星」と称する事実上のミサイル発射を行った場合、沖縄や韓国、フィリピンやインドネシアに及ぶ範囲に破片が落下する危険があり、落下物によってけが人が出る可能性があることに言及しました。
また、ラボイ氏は米朝合意の交渉過程で北朝鮮に対して「『衛星』の打ち上げは合意の破棄になると明白に説明した」と強調。米朝合意に含まれる北朝鮮への食糧支援については「中止する」と述べました。(TBS)>
杜父魚文庫
9364 北ミサイル発射で沖縄などで人的被害の発生も 古沢襄

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