9441 優勢のロムニー氏は副大統領候補選びへ  古沢襄

米大統領選の共和党候補指名レースは、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事に収斂された観があるが、英ロイターによると副大統領候補の本格的な絞り込み作業に入ったという。
また米ブルームバーグによると保守派のギングリッチ元下院議長は、ライバルのロムニー氏が現時点で「断然」有力だとの認識を示した。 ギングリッチ氏は、ロムニー氏の獲得代議員数が過半数となったら、ロムニー支持に回ると言明した。
<4月8日(ブルームバーグ)米大統領選挙への指名獲得を目指す共和党候補の一人、ギングリッチ元下院議長は、ライバルのロムニー前マサチューセッツ州知事が現時点で「断然」有力だとの認識を示した。
ギングリッチ氏は8日の米FOXテレビの番組「フォックス・ニュース・サンデー」で、ロムニー氏の獲得代議員数が過半数となった場合、同氏を支持すると言明。
「私は後悔していないが、ロムニー氏が見事に極めて堅固な集票組織を構築したことは明らかだ」と発言した。(ブルームバーグ)>
<[ワシントン 6日 ロイター]米大統領選の共和党候補指名レースで優位に立つミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が、副大統領候補の本格的な絞り込み作業に入っている。
同氏の副大統領候補リストには、ポール・ライアン下院議員(ウィスコンシン州)、ロブ・ポートマン上院議員(オハイオ州)、マルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州)のほか、ルイジアナ州のボビー・ジンダル知事、ニューメキシコ州のスサナ・マルティネス知事、ニュージャージー州のクリス・クリスティ知事、バージニア州のボブ・マクドネル知事、ネバダ州のブライアン・サンドバル知事が入っている。
ロムニー氏が秋に現職で民主党のオバマ大統領との戦いに勝つため、大票田の州での勝利につながる人を選ぶか、ヒスパニック層の支持を狙ってラテン系の人物を選ぶか、あるいは女性を選ぶのか、注目が高まっている。
ロムニー氏のアドバイザーの1人は「私は(ロムニー氏が)大統領になれるような人物を求めていると確信している。第1に求める要素は行政能力、政治は二の次だ」と述べた。
また、ロムニー氏の非公式アドバイザーを務める共和党ストラテジスト、チャーリー・ブラック氏は「政治的には無害な人が求められるはずだ」との見方を示した。
2008年には、共和党の大統領候補となったジョン・マケイン氏が全国的には無名だったサラ・ペイリン・アラスカ州知事(当時)を副大統領候補に抜擢し、一躍話題をさらった。しかし、ペイリン氏についてはその後スキャンダルや政治的知識の不足が露呈し、結局はマケイン氏の選挙キャンペーンにマイナスに作用した経緯がある。(ロイター)>
 
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