9489 タリバンは過去、最大級の攻撃を開始  古沢襄

アフガニスタンにおけるタリバンのテロ攻撃は、首都カブールや東部パクティア州などで広がり、読売新聞は米軍による2001年のアフガン進攻でタリバン政権が崩壊して以来、最大級の攻撃とみられ、権力奪還に向けた攻勢に出た可能性があると伝えている。
武装勢力は国会議事堂や日本大使館などを同時多発的に攻撃した。AFP通信によると、カルザイ大統領は安全な場所に避難したという。
<【イスラマバード=横堀裕也】アフガニスタンの首都カブールや東部パクティア州などで15日、武装勢力が国会議事堂や日本大使館などを同時多発的に攻撃した。
旧支配勢力タリバンが犯行を認めた。米軍による2001年のアフガン進攻でタリバン政権が崩壊して以来、最大級の攻撃とみられ、権力奪還に向けた攻勢に出た可能性がある。
アフガンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)などによると、カブール市内では国会議事堂やISAF本部、日英などの大使館を含む少なくとも7か所が迫撃砲などで攻撃された。大統領府も攻撃対象になったとの情報がある。AFP通信によると、カルザイ大統領は安全な場所に避難した。
タリバンはロイター通信などに声明を出し、攻撃は数か月前から準備し、重火器や自爆用の爆弾で武装した数十人が加わったとした上で、今後も大規模攻勢を続けると宣言した。
在カブール日本大使館によると、敷地内に携行式ロケット砲4発が着弾し、同館や大使公邸の一部が破損した。アフガン在留邦人は109人で現地時間同日夜(日本時間16日未明)までに全員の無事を確認したという。
同館から約500メートルの場所にある建物には武装勢力が立てこもり、治安部隊との間で銃撃戦になった。アフガン内務省によれば、カブール市内で16人が負傷した。
パクティア州でも武装勢力が建物を占拠して治安部隊と銃撃戦になったほか、東部ロガール、ナンガハル両州では爆弾テロも起きた。(読売)
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