9536 谷開来(薄煕来夫人)は末期ガン 宮崎正弘

「余命は一年か二年」。ネットでは「それじゃ死刑に間に合わないじゃないか」。
重慶で薄煕来人脈の粛正がはじまり、右腕だった夏区長ら39名が逮捕拘束された。夏は薄夫人のニール・ヘイウッド殺害に関して、シアン化カリウムを調達し、殺人に間接関与したとも言われる。
 
ところでニール殺人事件で、新しい事実がわかった。
殺害される前日、11月13日にニール・ヘイウッドは重慶に入り、ナンシャン・リジン・ホリディホテルに投宿した。このホテル、複数の旅行代理店のネットから調べたが、重慶のホテルリストに載っていない。
結果、重慶郊外の人里離れたリゾート・ヴィラ(三つ星)で、ここへニールを言葉巧みに呼び出したのは薄家の執事、張某、かれは薄煕来の父親の薄一波時代から薄ファミリーに三十年つかえる古老で、殺害の実行犯とされる。
また谷開来夫人は大連時代から、薄煕来の愛人たちに嫉妬して都合四人の女性を殺害した嫌疑がかかっているようである。
北京よりメディアは「外国新聞は根も葉もない噂を並べ立て、興味本位で扱っている」などと論調を変えている点にも注意が必要であろう。これは外国メディアへ、内部から情報が大量に漏れていることを中央宣伝部が警戒している証拠でもある。
殺人容疑で逮捕されている谷開来は、「末期ガンで余命一、二年」という怪情報が勢いよく流れ出しており、華字紙が一斉に大きく報道している。
真偽の確認は取れないが、先週にも「夫人は海外への財産移転の秘密を握っていたニールから脅迫されていた」と同情的な情報が突如、降って湧いたようにネットに流れており、薄煕来支持者らの情報操作の可能性が残る。
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました