9546 過半数十日天下の韓国セヌリ党  古沢襄

韓国総選挙(定数300)で、152議席を獲得した与党セヌリ党だったが、二議員が不祥事で離党に追い込まれ、セヌリ党の過半数維持(151)はわずか10日ほどで終わった。 二議員はセヌリ党の方針に沿った政治行動をとる見通しで、国会運営への影響は限定的とみられる。韓国の朝鮮日報が報じている。
<今月11日の国会議員総選挙で当選しながら、論文盗作疑惑が浮上していた文大成(ムン・デソン)氏(釜山市沙下区甲選挙区)が20日、与党セヌリ党を離党した。
実弟の妻に対する性的暴行疑惑が浮上し離党したキム・ヒョンテ氏(慶尚北道浦項市北区・鬱陵郡選挙区)に続き、文氏が離党したことで、第19代国会(今月の総選挙で選出された議員による国会)での同党の議席は150となり、過半数(151議席)を割った。
文氏は報道資料を通じ「物議を醸し、国民に申し訳ない。全ては私の責任だ。論文盗作疑惑が浮上したことも、離党の意向を覆し、国民を混乱させたことも私の過ちで、党による離党の勧告を受け入れ、離党を決心した」と述べた。
一方、国民大はこの日午後、記者会見を開き「(文氏の博士学位論文が)学界で通常容認される範囲を大きく逸脱しており、盗作に該当する」と発表した。
同大研究倫理委員会のイ・チェソン委員長は「文氏の論文は、研究テーマや研究目的が明知大のK氏の論文と重複しているだけでなく、序論や理論的背景、論説の部分が一致しており、K氏の論文をコピーしたものと判定した」と説明した。(朝鮮日報)>
杜父魚文庫

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