指定弁護士による一〇日の控訴期限を待たずに、民主党の輿石幹事長は八日の常任幹事会で小沢一郎元代表の党員資格停止処分を解除を決める。七日夕の役員会で、この方針を決めるという。
輿石氏は常任幹事会で異論が出されても、多数決で押し切る構えだ。
「何で急ぐの!コシイシさん」と言いたいところだが、これでは党の統一と団結というコシイシさんの主張とはチト違うのではないか。あるいは指定弁護士が控訴するという情報があったのかもしれない。二日前の党員資格停止処分を解除するのは何か裏がありそうである。
<民主党は7日夕の役員会で、資金管理団体の土地取引事件で無罪判決を受けた小沢一郎元代表の党員資格停止処分について協議する。輿石東幹事長が処分解除を提起。党内には早期解除に慎重な意見もあるが、輿石氏は8日の常任幹事会で解除を決めたい意向だ。
役員会に先立ち、野田佳彦首相は7日午後、首相官邸で輿石氏と約20分間会談した。小沢氏の処分解除をめぐり話し合ったとみられる。
消費増税関連法案への反対姿勢を強める小沢氏の処分が解除されれば、党内の「反増税」の動きが加速するのは確実。これに対し、首相は「何びとも党員なら、方針に従っていただきたい」と、党員資格回復後の反対は認めない考えを示しており、対立が激化しそうだ。
無罪判決を受け、検察官役の指定弁護人が控訴するかどうかを決める期限は10日まで。小沢氏の党員資格停止期間は「判決確定まで」となっており、党内には「指定弁護人が控訴するか、推移を見守ることが大事」(前原誠司政調会長)との声もある。しかし、輿石氏は8日の常任幹事会で異論が出されても、多数決で押し切る構えだ。(時事)>
<民主党幹部は7日午前、無罪判決を受けた小沢一郎元代表の党員資格停止処分の解除手続きに同日夕の党役員会で入る意向を記者団に示した。
輿石幹事長らは、役員会の協議を経て、8日の常任幹事会で決定したい意向だ。
元代表の処分解除を巡っては、前原政調会長らが「(処分の)前提は裁判が確定するまでだ」として慎重な姿勢を示している。(読売)
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9639 八日に小沢元代表の党員資格停止処分を解除 古沢襄

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