9659 復権へ制約=控訴に驚きも  古沢襄

検察官役の指定弁護士が控訴を決めたが、上級審の東京高裁で地裁判決を覆すことは難しいという見方がある。それでも控訴に踏み切ったのは、限りなく黒に近い灰色の無罪判決という判断が優先したのであろう。
小沢氏はこれによって九月代表戦に立候補するのは難しくなったのではないか。時事通信は小沢氏周辺には驚きも広がっていると報じている。
<東京地裁が小沢一郎民主党元代表に下した無罪判決に対し、検察官役の指定弁護士が控訴を決め、小沢氏の刑事被告人としての立場が継続することは、復権への動きを本格化させる同氏にとって大きな制約となる。
同氏周辺には驚きも広がっており、弁護士資格を持つ辻恵衆院議員は9日、記者団に対し「覆されることが考えにくい判決の中で、控訴することは極めて遺憾だ」と述べた。
小沢氏は9日、都内の個人事務所で東祥三前内閣府副大臣らと面会した後、都内の自宅に戻った。周辺によると、指定弁護士が正式に控訴方針を発表した後に、コメントを出すという。
指定弁護士の判断に先立って、民主党は10日付で小沢氏の党員資格停止処分を解くことを決定。控訴によって今後も裁判が継続することになり、解除を急いだ執行部の判断も問われそうだ。
これに関し、輿石東幹事長は記者団に「(指定弁護士が)そういう判断をしたのだから、それでいいのではないか。(処分解除は)控訴しようとしまいと変わらない」と語った。(時事)>
杜父魚ブログの全記事・索引リスト

コメント

タイトルとURLをコピーしました