高級官僚465人を起訴し、最悪貪官の何人かを処刑したが・・・。汚職がばれて死刑になった高官は何人もいる。
なかでも全人代副委員長の成克杢、江西省副省長だった胡長青、安徽省副省長の王杯忠、国家医薬監督局張だった鄭篠黄らの死刑実行が大きく報道され、見せしめとされた。
それでも腐敗はやまないばかりか、経済発展のスピードに平行して規模、金額も倍々ゲーム。とどのつまり薄煕来ファミリーの利権ネットワークが象徴したように、軽々と1000億円が海外へ持ち出されていた。
公式的な数字でも合計1000億ドルが海外へ持ち出されていたと言うが、実態は一万の高級官僚が海外逃亡、きえた外貨は4000億ドル内外だろう。
中国の「予防腐敗局」の数字によれば(5月14日付け)、共産党員でおよそ420万人が汚職容疑で捜査対象となり、そのなかで腐敗高級官僚は465人に達していた。この「予防腐敗局」って、パソコンに打ち込むと最初にでるのは「呼ぼう、腐敗」である。なんだかアイロニカルだ。
2003年から2011年9月までの腐敗官僚の司法部への送検は4万2000名に達しており、このカテゴリーには上海前書記の陳良宇が含まれる。
こういう国が「革新的利益」とか、「世界ウィグル会議はテロリスト」とか叫ぶのはとてつもかく不均衡、ちぐはぐである。
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読者の声 READER‘S OPINIONS どくしゃのこえ 読者之声
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(読者の声)サイゴンの物価は恐ろしいほどインフレが進行中、ネットで調べた値段がまるで当てにならない。とくに中心部のドンコイ地区から外国人の多いファングーラオ界隈にかけての店ではローカル店の2倍も当たり前。1996年と比較するとコカコーラが2000ドン→7000ドン、フランスパンのサンドイッチは2000ドン→1万5千ドン、コメの麺であるPhoは肉入りで5000ドン→4万5千ドンと無茶苦茶です。
ボッタクリかと思ったが、チェーン店ではもっと高い。ビールはなぜか安く、店で飲んでも小瓶で1万~1万5千ドンとコンビニより安いこともある。食堂の鶏ご飯や牛肉焼そばが2万5千ドン、冷房なしのレストランでひと皿4万ドン~6万ドン、冷房ありの店だとさらに2倍程度。物価の実感としては1万ドンを100円~150円換算するとちょうどいいかもしれません。
今回、多くの店でししゃも(カペリン)がメニューに載っていました。ビールのつまみに注文するとかなり小ぶりで日本なら流通しないレベルのものが10匹ほどフライで出てくる。タレはスイートチリ、醤油を頼むとどこの店も安物の中国醤油。ベトナム名物のニョクマムはどこへ消えた?
スーパーで値段を見ると中国醤油が6千ドン、ニョクマムは1万5千~3万ドン、キッコーマン(シンガポール製)の小瓶が8万ドン。ここまで価格差があると不味い中国醤油で我慢するしかないのか。
全体として味のレベルが落ちている。フランスパンのサンドイッチも以前なら必ず炭火で温め表面はパリッとしながら中はふんわりだったのに、今回は炭火で温めていた屋台は一軒だけ、ほとんどの店が固いままのサンドイッチでがっかり。
毎日ベトナム人を観察していて気がついたのですが、スカートを履くようになってまだ日の浅いベトナム女性は90年代初頭の中国女性と似ています。
椅子に座るときも膝を揃えない、スカートでも平気でしゃがみ込む、パンツ丸見えでも気にしない。色気もなにもあったものではありません。バイクを運転する女性の姿も劣化しています。
アオザイにサングラス、麦わら帽子、日焼け防止に白の長手袋といった優雅な女性もいたのは遠い過去のよう。
フード付のパーカーに台湾のスクーター乗りより大きなマスクと実用一点張り。街の女性も20年前の香港並みに美人がいない。バンコク以上に高級車が走り回るサイゴン、美人はみな金持ちの愛人にでもなっているのかも。
1990年代、ハノイの女子高生は薄化粧をしてそれなりにオシャレでしたが、サイゴンの女子高生はすっぴんで幼く見えたものです。サイゴンの女性は見た目をあまり気にしない点でも20年前の香港に似ています。
おまけにサイゴンの女性はかかとの高い靴が大嫌いで、今でもサンダル(ゴム草履)か中国の布靴のような底の薄い靴しか履きません。
しかも靴をすぐ脱ぎたがる。フードコートで食事をする時、店で客がいなくて暇なとき、間違いなく靴を脱いで脚をブラブラさせている。百貨店の化粧品売場といえば店の顔ともいえますが、黒のスーツに身を包み、どんなにお化粧をしても足元はベトナム人であることを隠せません。
一様にぺたんこ靴かサンダルです。ひどいのになるとストッキングにサンダル姿、そんな女性を毎日5人は見かけましたからベトナム人は特にはおかしいと思っていないのでしょうが、日本やバンコクなら女を捨てたと非難されますね。
高校のアオザイの制服も廃止され姿勢の悪い女性も増えました。毎日パソコンやゲームをやるためか高校生以下のメガネも急増、でもなにか違和感を感じます。メガネのレンズ周辺の歪みが大きいのです。
レンズの厚みも日本の2倍はある。おそらく屈折率の低い安物のレンズなのでしょう、日本では昭和の頃のレンズのようで、今どき格安5千円のメガネセットでもこんなレンズが使われることはありません。ベトナムはメガネが安いといっても「安かろう悪かろう」ですね。
5月のサイゴンは暑気でもあり、昼前から午後3時過ぎまで気温35℃前後。朝のうちに街歩きをしていたらファングーラオの西に小さな市場があった。
豚肉は中国と同じく塊のまま並べられ、挽肉はその場で挽いてくれる。蛙は生きたまま売られていた。腹を紐で縛られておとなしいものです。何故おとなしいのか、店のおばさん大きな袋の中から暴れる蛙を取り出すと思い切り頭を柱に叩きつける。蛙は気絶していたのですね。魚はナマズや淡水魚が中心でこれも生きたまま。海水魚では小ぶりなタチウオ、これは締められている。
韓国人が一番好きな魚ですがベトナム人も食べるとは知らなかった。市場の肉や魚は昼で店じまい。市場はほぼ100%女の世界、男性が買い物するには勇気がいるかもしれない。
90年代にシクロが大通りを走っていた頃、朝早く野菜を満載あるいは豚を一頭載せたシクロが市場へ向かうのが見られたものです。バンコクでは今でもトゥクトゥクに野菜満載が見られますが、小型トラックをほとんど見かけないサイゴン、どうやって運んでいるのだろう。
昼は毎日ビール小瓶2本のあと昼寝。午後3時を過ぎ雲がかかってくるとかなりしのぎやすい。
ファングーラオにはミニストップやサークルK、さらにローカルコンビニが多数あり買い物はずいぶん便利になりました。数年前に日系コンビニとして初進出したファミリーマート、ネットの地図を頼りに訪れるも、香港・シンガポールのコンビニ並みの品揃えの少なさにがっかり。
タイと比べても品揃えは30%程度。それでも分厚いビニール袋に入ったおにぎりが数種あり、ツナマヨ8千ドン、鮭9千ドン、どちらも日本人が食べても問題ないレベルです。
店内は学校帰りの子供たちの喧騒で耳栓が欲しいほど。みなお菓子やヨーグルトを手にしている。小太りの女の子、3万2千ドンの弁当を購入、レンジで温めてもらっていたからすぐに食べるのでしょう。
いまや途上国でも肥満が問題になっていますがベトナムも例外ではないようです。若い人を見ると10年前とくらべ身長は伸び、女性は胸が大きくなった。
Aカップばかりだったのに、細身でCカップ以上の女性も目につきます。脂肪の付き方が韓国人やタイ人とは違うようでちゃんと胸に行く。将来、乳癌が急増するかもしれません。(PB生、千葉)
杜父魚文庫
9708 過去30年で420万人の共産党員が汚職にまみれ 宮崎正弘

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