9733 ユーロ残留か、旧通貨ドラクマに復帰か  宮崎正弘

ギリシアは最後の選択の正念場を迎えてユーロは急落。
勝利の美酒もそこそこにフランスのオランド新大統領は国内政策を脇に置いて、大慌てで独を訪問した。ベルリンでメルケル独首相と初会談、話題はユーロの運命。なにしろ連立工作が不能に陥り、選挙をしたばかりなのに、またまた総選挙に突入するという厄介者のギリシアが喫緊の議題である。
独仏両国がユーロを牽引しているという現実に立脚すれば、オランドは個人的イデオロギーに固執している場合ではない。両首脳はギリシアがユーロ圏に残留することを望むと表明した。
 
同時に「追加的金融支援実施の条件である財政緊縮策の実行を求める」とし、とくにメルケル首相は、ギリシアの「ユーロ離脱」に関して、「あくまでもギリシアがユーロ圏に残ることを望みたい」が「一方で約束は守ってもらねばならない」と緊縮策実行を求めた。
ギリシアはそれが飲めないから総選挙に突入するのだが。
 
ギリシアのパプリアス大統領は「5月6日に実施された総選挙で単独過半数を獲得した政党がないため連立を模索して協議を続けたが、不調に終わった。これにより国会(定数300)を解散すし、再選挙を6月17日に実施する」とした。
わずか40日で総選挙をやり直す。歴史的にも珍しい。
 
つぎの総選挙の争点は欧州連合(EU)などが示した金融支援条件の「財政緊縮策」継続か否か。緊縮推進派は「ギリシアがユーロ圏にとどまれるか、旧通貨ドラクマに戻るのかの選択をする選挙になる」として、「緊縮は嫌だが、ユーロからは出たくない」という国民感情に訴える。
七割のギリシア国民は世論調査で「ユーロ残留を望むが、緊縮財政は生活に響くので困る」としている。選挙の世論調査では緊縮推進派が、これまでトップだった左翼連合を抜いて、優勢になってきた。
ところが一方、旧ギリシア通貨ドラクマに復帰する可能性があり、紙幣印刷の準備も怠りないのだ。
英紙『ザ・タイムズ』(2012年5月18日)は紙幣印刷専門のデ・ラ・ルー社が「ギリシアのユーロ離脱」に備え、旧通貨ドラクマの紙幣印刷再開に向けて準備を始めていると伝えた。
外国紙幣の印刷はハイテクの大量印刷技術を持つ印刷企業に限られており、同社は英ポンド、ユーロなど150カ国以上の紙幣を印刷しているという。ドラクマはマルタの印刷工場で造幣される。
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(読者の声)先日の旅行、わずか一泊の滞在でしたがシンガポールの劣化を感じたものです。そんなシンガポールで5月12日早朝、中国人が運転するフェラーリが赤信号の交差点に猛スピードで突込みタクシーと激突、タクシードライバーと乗客の日本人女性が亡くなるという事故がありました。
フェラーリを運転していたのは大陸出身の馬鹿、いや馬馳(31)、四川の金持ちの息子で30歳の誕生日にフェラーリを買ってもらったと言う。事故の写真と後続のタクシーのドライブレコーダーによる動画
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/2689059/
『Rochor RoadとVictoria Streetの交差点で5月12日朝4時頃、中国籍の四川人の運転するフェラーリが赤信号を無視して猛スピードで進入し、交差点を渡るタクシーに激突した。この無謀運転により、フェラーリを運転する本人とタクシーのシンガポール籍の運転手及び乗客の日本人が死亡した。
上記の映像でその凄さが分かる。100%中国人のフェラーリに非があり、本人が死んだのは自業自得であるが、タクシーの運転手さんと日本人の美しい女性が亡くなったのは不運では片付けられない無念さが残る。
この事故により、シンガポールでは「中国人は出ていけ!」とのネット書き込みが激増しており、「富豪蝗虫=フゴウイナゴ」との呼び方もしている。
確かにイナゴのように大量発生して資源を食い尽くし、彼らが金持ちになっていく様を捉えた言葉であろう。
ミラノだけではない、世界中に「富豪蝗虫」が発生している』シンガポールでも嫌われる中国人、さらに酷いのが事故直後、まだ息のある被害者の金品を奪った男がいるとも。
http://goyaku.blog45.fc2.com/blog-entry-509.html
『The Straits Times(以下ST)によれば、シゲミ・イトウは土曜日の早朝にロチョール・ロードとビクトリア・ストリートの交差点でフェラーリに衝突されたタクシーの乗客だったが、彼女が乗車していたと思われるタクシーの周りに散乱した紙幣・硬貨を拾い盗む男を見たと一人の目撃者が話しているという。
ラッフルズ・デザイン・インスティテュートの学生だったイトウは、事故直後の盗難の際にはまだ生きていたようだ。
リムとしか名を知られたくないその57歳の目撃者は、男が奪っていった現金は300シンガポールドル [ 約2万円 ] ぐらいだったとも言っている。リムは、もの凄い爆発音が聞こえたので事故現場に駆け寄ると、イトウが痛みに泣き叫んでいる横で男が現金を盗んでいるのを見たとのこと。まだ20代のイトウは、搬送されたシンガポール総合病院で亡くなった』
まかり間違えば自分が事故の被害者になっていたかもしれないと思うとゾッとします。蝗が世界を食い尽くしシンガポールも中から喰われていく。
日本でも高速バスの事故の運転手が元中国人でした。日本もシンガポールのようになる前に帰化要件を厳格化するなどの対策が必要です。(PB生、千葉)
杜父魚文庫

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