自民党など野党が要求する参議院で問責決議を受けた2閣僚の交代について、アメリカでの日程を終えた野田首相は続投させると、あらためて強調した。
2閣僚の交代によって野田首相と消費増税法案の話し合いの道筋をつけようとする自民党の思惑にNOを突きつけたことになる。自民党が反発することは必至となった。
<アメリカでの日程を終えた野田総理は記者団に対し、参議院で問責決議を受けた2閣僚を続投させると改めて述べました。
「(問責2閣僚は)緊張感を持って、職責を果たしていただきたい」(野田首相)
また、2閣僚の交代を求める野党に対し、「重要法案の様々な審議が、それによって影響が出ることは非常にマイナスではないか」とけん制しました。
野田総理は、「ねじれ国会なので、国会のあり方も含めて議論ができればと思っている」とも述べています。(TBS)>
<【ワシントン時事】野田佳彦首相は19日夜(日本時間20日午前)、ワシントン近郊のダレス空港内で記者団の質問に答え、参院で問責決議を受けた前田武志国土交通相と田中直紀防衛相について「緊張感を持って職責を果たしてほしい」と述べ、野党の更迭要求には応じない考えを重ねて示した。2閣僚の交代を含む内閣改造や、民主党役員人事の可能性も否定した。
民主党の輿石東幹事長が来年夏の衆参同日選挙に言及したことに関し、首相は「やり抜かなければならないことをやり抜いた暁に、しかるべき時に民意を問うと申し上げている。そのことと齟齬(そご)のある発言はない」と指摘。
記者団が人心一新の可能性をただしたのに対し、「刷新うんぬんではなく、政府・与党が一体となってしっかりと取り組みを強化していきたい」と語った。(時事)>
杜父魚文庫
コメント