三者三様、違った思惑を秘めた野田・小沢・輿石三者会談が30日午前に民主党本部で開かれることが決まった。
野田首相は一期一会(いちごいちえ)のつもりで小沢氏に消費増税法案の成立に賭ける自らの思いを説明すると述べた。平行線のまま結論を先送りする事態は避けたいとの意向を示している。
<消費増税法案をめぐる野田佳彦首相と小沢一郎民主党元代表の会談が30日午前に同党本部で開かれることが決まった。会談に同席する輿石東幹事長が28日の記者会見で明らかにした。
これに関連し野田首相は28日、内閣記者会のインタビューで「お会いする以上は乾坤一擲(けんこんいってき)。一期一会のつもりでしっかり説明したい」と述べ、平行線のまま結論を先送りする事態は避けたいとの意向を示した。
小沢元代表はあくまで法案に反対する発言を繰り返す一方、自民党の谷垣禎一総裁は法案に賛成する条件として衆院解散・総選挙とともに「小沢元代表との決別」を求めている。
首相は28日、首相官邸の公式ブログで「今週もいろいろな政策課題や政治日程が待っている。何事にも奇策はない。正面からぶつかっていくだけだ」と「正面突破」で法案成立を目指す決意を強調。輿石氏は会談へ向け「一言で言えば一致結束。国民生活第一という与党の責任を果たすということだ」と両者の一致点を模索する姿勢を示した。(毎日)>
■一期一会(いちごいちえ)=華道に由来することわざ。『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。(ウイキペデイア)
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