小泉純一郎氏の金言です。もう9か月前の発言ですが、いまになってその意味が輝いてきます。
首相が靖国神社に参拝すると、中国が態度を硬化させ、日中関係が悪くなる。これはお経の文句のように繰り返された言葉ですね。
でも首相の靖国参拝がなくても、中国の態度は硬化しています。日中関係は険悪になっています。今一度、吟味したい小泉語録です。
<<「靖国参拝せずとも尖閣摩擦」 小泉氏>>
小泉純一郎元首相は18日、川崎市内で講演し、日中関係について、「『靖国神社に参拝しなければ中国とうまくいく』なんていうのは関係ない。
参拝しようがしまいがいまだに沖縄・尖閣諸島で摩擦が起こっている」と述べ、民主党政権の対応を批判した。野田佳彦首相は首相在任中、閣僚を含め内閣として靖国神社に公式参拝しない方針を表明している。
小泉氏は講演で、首相在任中の平成16年11月、チリで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、日中首脳会談の設定をめぐり、強硬姿勢に出ても会談が実現したエピソードを紹介した。
胡錦濤国家主席との2国間会談をめぐり、中国側から「来年、靖国神社を参拝しないなら受ける」と打診されたのに対し、外務省を通じ「必ず参拝します。それで会談を拒否するならかまわない」と返答したという。中国は最終的に、小泉氏が参拝を明言しないことを条件に、会談を受け入れたという。
杜父魚文庫
9907 首相靖国参拝は日中関係に影響ない 古森義久

コメント