9918 18日は長い月曜日になりそう  古沢襄

会期末が迫った18日は、長い月曜日になりそう。民主党の輿石幹事長は全議員を対象とした会議を開き、社会保障と税の一体改革を巡る修正協議で、民主・自民・公明の3党が合意した内容を丁寧に説明することとしている。党執行部は「徹夜してでも党内の了承を得る」・・・。
メキシコの「G20サミット」へ飛び立った野田首相は「輿石幹事長を中心に党執行部が対応してもらえるものと確信している。私のいない間も進展があると思う」と述べた。
懸念されていたギリシャ議会の再選挙は、緊縮策を推進してきた「新民主主義党」が反緊縮派を抑え、第1党になる見通しとなり勝利宣言を行った。ギリシャ発のEU崩壊、世界経済の危機はひとまず回避されたので、日本の国家財政の健全化が当面の課題となる。
<社会保障と税の一体改革を巡る修正協議で、民主・自民・公明の3党が合意したことから、野田総理大臣は、21日の今の国会の会期末までに、消費税率引き上げ法案などを衆議院で採決したい考えです。民主党執行部は、18日、党内の了承を得るため、全議員を対象とした会議を開くことにしていますが、異論が相次ぐことが予想されるため、慎重に意見集約を進めることにしています。
社会保障と税の一体改革を巡る修正協議で、民主・自民・公明の3党が、先週、合意したことから、野田総理大臣は、21日の今の国会の会期末までに、消費税率引き上げ法案などを衆議院で採決する方針です。
民主党執行部は、18日、党内の了承を得るため、全議員を対象とした会議を開き、合意内容について説明することにしています。
野田総理大臣は、17日、「G20サミット」への出発に先立って、「輿石幹事長を中心に党執行部が対応してもらえるものと確信している。私のいない間も進展があると思う」と述べ、了承の取り付けに期待感を示しました。
<民主党内では、3党合意を推進した議員だけでなく、いわゆる「中間派」の議員からも、「3党の合意は最低保障年金の創設など党の主要政策の撤回にはつながらない」などとして、理解を示す声も出ています。
しかし、小沢元代表は消費税率引き上げ法案への反対姿勢を崩しておらず、小沢氏に近い議員は「合意内容は、最低保障年金の創設などを事実上、棚上げにしたものだ」などと強く反発しています。
鳩山元総理大臣も、17日、党が分裂する可能性を指摘し、採決を先送りして時間をかけて議論すべきだという考えを示しました。
このため党執行部は、強引に了承を取り付けようとすれば混乱することも予想されることから、改めて両院議員懇談会を開くことも含めて慎重に意見集約を進めることにしています。
また、野田総理大臣は、17日、今の国会の会期延長について、「基本的には極めてタイトな日程になっていることは間違いないので、よく執行部と対応して、野党にも考えを示すという段取りになると思う」と述べ、近く野党側に延長幅を示す考えを示しており、政府内からは、参議院での法案審議もにらんで、8月上旬ぐらいまでの延長を検討すべきだという意見が出ています。
一方、自民・公明両党は「消費税率引き上げ法案などは、21日の会期末までに衆議院で採決するのが3党合意の大前提だ」としています。
ただ、民主党が党内の了承の取り付けに手間取るなどした場合、延長後に採決するよう求めてくる可能性もあるとして、民主党内の動きを注視することにしています。(NHK)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました