運命の卜知(ぼくち)- 或る民族、或る団体に於て、勃興する時には何れも皆使命を尽くす。没落する時には一身の計を為し、享楽を求める。この道理は個人に於ても一般だ。 安岡正篤
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日本に帰化した石平さんによると、今中国シナは権力闘争に忙しく尖閣諸島に出て来づらい状態にあるそうだ。我が国はチャンネル桜船団が行ったように着々と行動を積み重ねて行きましょう。その事が日本国の領土「竹島」をネコババしている「韓国」に圧力をかけることにもなります。
■文化の理解
シナ民族の性格の理解無しにはマトモな外交も経済活動もできません。資生堂が中国で成功している理由は元会長の福原義春氏の見識によるものです。
氏は小さころより四書五経で鍛えられ、愛読書は「史記」で、シナ民族の性格をよく知っております。工場進出にあたり、理解できる範囲の賄賂は「儀礼」と心得るが、無茶な要求が来たら、すぐに工場を閉鎖して帰ると言明しました。お陰で共産党にも邪魔をされずにいます。
*福原義春氏インタビュー
http://www.manabinoba.com/index.cfm/6,9537,12,htm
逆に生半可な企業家や政治家は取り込まれシナの手先となっております。近くでは現駐中国大使の丹羽さんでしょう。また代表格は河野元衆議院議長です。故橋本総理も“女好き”が災いしてピンクサービスにしてやられました。
■支那世界の理解
共産中国になって長く鎖国をしておりましたから、我が国には現地感覚を身につけた外交官はいません。朝鮮や大陸での活動経験がある田中角栄さんは「あれは便宜共産主義」と見抜いておりました。
■「歓楽の支那」後藤朝太郎(転載)
支那は文化の国であり歓楽の境である。サイエンスや軍備の事に得意ではない。世間はとかくその得意ではない方面からのみ見て支那は駄目だと妄評即断する。その半面五千年の文化を蔵し“夷狄を同化し征服者を軟化し”以てあれ程迄の大国にしあげた歓楽の魅力を有していることを看過してはならぬ。
支那の社会は禮樂を尚び歓楽気分で統一が出来また妥協も成立して居る。歓楽、度に過ぎて国を毒し王朝を亡ぼして居ることは一再ならずであるが将来また支那に交渉を保ち支那民族に接触せんとする者、此の快楽の性質内容気分を諒解して居なかったならば支那人士と何ら手を握った仕事は出来ないに極まって居る。
支那の学問を研究し支那の政情を観察し又その経済、社会万端の事を調べんとするもの必ずやその事実に着色せられたる此の歓楽慶楽情趣を豫め諒解して居ることを要する。支那各般の社会、郷党家庭朋友の間すべて歓楽第一主義を以て今日に至って居る。
この歓楽気分は支那民族のあらん限り四億の民衆の存せん限りその各個人に纏綿(てんめんー桃注:からみつく)し終始するものと察せられる。つまり歓楽は支那民族の生命であり又その終局の目的である。支那社会、家庭、個人の日常生活の真面目は孔孟の道でなく又虚礼の交換でもない打ちとけ打くつろいだ気分でその歓楽の境地に游ぶと云う点にある。
自分は今ここに民国現下の社会の実際生活を此の歓楽趣味の方面より観察し手頃の小冊子にその大要をまとめ支那文化の一斑(桃注:一部分のこと)を紹介して見たい考から此のパンフレット「歓楽の支那」を公にした次第である。
大正十三年九月民国四川省に入るに際して 後藤朝太郎しるす
日本郵船営業部船客課 大正十四年出版
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/983169
■地響きが聞こえる
先の文では「歓楽」であって「快楽」でないのには注意が必要でしょう。「尚武」の精神を持つ我が民族とは違います。あの国は逃げるとなると、上の方から“我先に。。”であります。既に中国共産党の幹部たちは米国に資産や子弟を逃しております。こんな国がいつまでも統一国家を維持できるはずがありません。
*「外務官僚の背骨」渡部亮次郎 -ハンディキャップ国家論
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/485200
お勧めサイト
・杜父魚(かじか)文庫ブログ
「「戦力なき軍隊」に国を守ることができるか 加瀬英明」
http://blog.kajika.net/?eid=1000965
・【日いづる国より】必見!途中、中山恭子氏がウズベキスタンでの救出劇(外交官タカハシ・ヒロシ氏活躍)や拉致被害者奪還を初めて明かします。[桜H24/6/15]
http://youtu.be/yvMc5FWkKmk
杜父魚文庫
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