一万本を越える記事・論評・エッセイとなると、どの記事が一番、読者から歓迎されて読まれたかが気になる。上位のベスト・スリーは次のようになっている。グーグル検索で2010年1月1日から2012年6月30日までのデータで追跡調査した。
①正論4月号の特集「救国内閣」について 阿比留瑠比②ど素人・寺島実郎氏の外交感覚 屋山太郎③パチンコ店の電力消費をどう考えるか 古森義久・・・となった。
阿比留瑠比さんの論評は2011年2月25日にブログに収録された。それが今、読んでも面白い。今日的で象徴的である。あえて再録させて頂く。
「この内閣で一度地獄を見て、悔い改めない限り日本の再生はない」と選者の哲学者・適菜収氏が評していたが、混迷する民主党の権力闘争で今、たっぷりと地獄図を見させて貰っている。
■正論4月号の特集「救国内閣」について 阿比留瑠比 2011.02.25 Friday name : kajikablog
本日は夕刊当番だったので午前7時過ぎから、会社にいました。で、近日発売の雑誌「正論」4月号が置いてあったのでパラパラめくっていたところ、「これが日本再生の救国内閣だ! 保守論客50人が提言」という特集記事が載っていました。
詳しい内容は実際に正論誌を手にとっていただきたいのですが、その中で「おおっ!」と思わず目を疑った内閣の布陣を選択した人がいたので、ちょっとそこだけ紹介します。
首相 小沢一郎
外相 鳩山由紀夫
財務相 菅直人
防衛相 前原誠司
文科相 輿石東
法相 千葉景子
国家公安委員長 中井ひろし
行政刷新担当相 蓮舫
経済財政担当相 与謝野馨
官房長官 仙谷由人
……これは、この人選は…と、しばし言葉を失いました。一体どういうセンスをしているのか、何を考えているのかと。果たして選者の名前はと見ると、哲学者の適菜収氏で、寸評にはこうありました。
「この内閣で一度地獄を見て、悔い改めない限り日本の再生はない」
そういうことかい!
…まあ、よく考えてみると、似たような内閣のもと、これまでわれわれは煉獄をたっぷり味わってきたわけですが。それとは知らないうちに…。
杜父魚文庫
9996 「これが日本再生の救国内閣だ!」の皮肉 古沢襄

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