10065 小沢新党 国会に戻れるのは三議員?  古沢襄

国民の八割が世論調査で期待しないと答えている小沢新党が、きょう11日夕に憲政記念館で結党大会を開く。当日になっても党名が決まらない中でのスタートだが、新党参加者は衆院37人、参院12人の49人。
四ヶ月後と予想される総選挙で37人のうち何人が国会に戻ってこれるのか、その方が興味ある。小沢新党の“別動隊”といわれる新党きづな(衆院9人)と統一会派を組むから、46人のうち何人が国会に戻ってこれるのかと、言い直してもいい。
私の手元にある各選挙区別のデータでは、戻ってこれるのは七議員。よほどの努力がないことにはフタケタ当選は難しいと読んでいたが、きょう発売の週刊文春7月19日号では、小泉元首相の秘書として名参謀だった飯島勲氏は小沢氏(岩手四区)、牧義夫(愛知四区)、玉城デニー(沖縄三区)の三議員しか戻ってこれないと激辛選挙予測をしていた。
飯島氏が予測する当落線上は、小宮山泰子(埼玉七区)、鈴木克昌(愛知一四区)、古賀敬章(福岡四区)。つまりは46議員のうち、国会に戻ってこれるのは最大にみても6議員という惨憺たる選挙になる。
私の手元データは小沢氏(岩手四区)、牧義夫(愛知四区)、小宮山泰子(埼玉七区)、鈴木克昌(愛知一四区)、古賀敬章(福岡四区)、玉城デニー(沖縄三区)、福島伸享(茨城一区)の七議員が当選ラインと、かなりの大甘予測。
ボーダーラインは東祥三(東京一五区 対立候補 自民・柿沢未途)、山岡賢次(栃木四区 対立候補 自民・佐藤勉)、樋高剛(神奈川一八区 対立候補 自民・山際大志郎)、太田和美(福島二区 対立候補 自民・根本匠)、岡島一正(千葉三区 対立候補 自民・松野博一)、松崎哲久(埼玉一〇区 対立候補 無所属・坂本祐之輔、自民・山口泰明)、横山北斗(青森一区 対立候補 自民・津島淳)、石原洋三郎(福島一区 対立候補 自民・亀岡偉民)、大谷啓(大阪一五区 対立候補 維新、自民・竹本直一)、岡本英子(神奈川三区 対立候補 自民・小此木八郎)、木村剛司(東京一四区 対立候補 自民・松島みどり)、京野公子(秋田三区 対立候補 自民・御法川信英)、熊田篤嗣(大阪一区 対立候補 維新、自民・大西宏幸)、黒田雄(千葉二区 対立候補 自民・小林鷹之)、萩原仁(大阪二区 対立候補 維新、自民・石井竜馬)、畑浩治(岩手二区 対立候補 自民・鈴木俊一)、福嶋健一郎(熊本二区 対立候補 自民・野田毅)、村上史好(大阪六区 対立候補 維新、公明・伊佐進一)。
あえて当落線上といわずにボーダーラインと位置付けたのは、よほどの努力なしには当落線上にも浮上してこないとみているからである。野田おろしも結構だが選挙区に帰って田の草取りを懸命にやらないと、足元が崩れるおそれがある。
杜父魚文庫

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