連休中に北海道の選挙区で地元支持者に消費増税法案に反対した理由を説明する鳩山由紀夫元首相だが、党内や支持団体からの風当たりも強まっていて、もっぱら弁明に追われる地元行脚となった。
一部メデイアから流された離党・鳩山新党の観測については「デタラメだ。執行部に近い方々があえて(情報を)出し、鳩山を追い出したいということではないか」と執行部への不信感をぶちまけた。
政権交代直後には100人近い鳩山グループを誇っていたが、脱落者が相次いでいまでは側近を中心とした20人程度にまで凋落している。頼みの綱の小沢新党も国民の八割は期待せず!と評判が悪い。ルーピー・ハトヤマはどこに行く。
<消費増税法案に反対して民主党にとどまった鳩山由紀夫元首相(衆院北海道9区)は14、15日、地元の北海道室蘭市などで支持者に理解を求める会合を重ねた。党員資格停止3カ月の処分を受けた後も野田政権批判を繰り返す鳩山氏には党内や支持団体からの風当たりも強まっており、離党の否定に追われる地元入りとなった。
「嫌いな人を追い出せばいいという話であれば、党の中でそんなことを言っている人間が国で優れたことができるはずもない」
鳩山氏は15日、北海道洞爺湖町で開いた国政報告会で、党の分裂を招いた執行部の対応を批判した。鳩山氏が離党・新党結成に踏み切るとの一部報道を受け、14日の室蘭市の会合では「デタラメだ。執行部に近い方々があえて(情報を)出し、鳩山を追い出したいということではないか」と執行部への不信感をぶちまけた。
鳩山氏は今月3日に同じ造反・残留組約25人で「消費税研究会」を発足させ、新党「国民の生活が第一」を結成した小沢一郎代表らとの連携に意欲を見せる。ただ、残留組内には鳩山氏に巻き込まれて離党に追い込まれることへの警戒感も強く、当選1回議員13人は研究会とは別に「真実の会」を結成した。(毎日)>
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10092 鳩山元首相:地元行脚 風当たり強く弁明を展開 古沢襄

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