愛人46名。賄賂総額は90億米ドル、家族・親戚は全部海外へ移住した。
山東省は孔子様が生まれた故郷でもあるのに、道義、モラルは最低の部類らしい。こんどは副省長の黄勝が「重大な紀律違反」で、当局の取り調べを受けているが、賄賂総額は一説に90億米ドル、家族親戚は、それをもってとうに海外へ移住した(「博訊新聞網」、7月16日)。
かれの愛人は46名とも言われ(本当かね?)、そのうちの一人は、若くて美人で写真までネット上に流れ出している。
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2012/07/201207160620.shtml
彼女が本当に黄副省長の愛人なのか、どうかの確定はできていない。
山東省は、かつて済南市の全人代委員長(市議会議長)が、愛人を車ごと爆殺したが、その理由は「黒革の手帳」だった。当該愛人は賄賂、収賄の相手先や金額を、寝物語に聞き取って手帳に書き込み、それを手切れ金代わりに強請っていたとされ、それならと走行中の愛人の車に爆弾を時限装置でしかけた。
普通なら地方幹部でももみ消せる事件だが、テロ取り締まり期間中に爆弾を使ったため、しっかりと捜査され、犯人は全人代の幹部とその義弟だとばれてしまった。彼らは死刑になった。
杜父魚文庫
10098 山東省副省長 黄勝の場合、現代版「金瓶梅」 宮崎正弘

コメント