フィリピンにまで進出したアメリカは、すでに分割の進んでいる中国の権益確保の手がかりがなく足踏みしていた。(中略)加えてにわかに極東の大国として台頭した日本が自分の目の前に立ち塞(ふさ)がる邪魔なものに思えてきた。 「国民の歴史」西尾幹二
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久しぶりに反日サヨク勢力の力を確認した。反原発脱原発勢力が国会議事堂の前に一万人、アッという間に、集まったのだ。なんと鳩ポッポ元首相まで出てきました。この“動員力・資金力”を見ると反日勢力に牛耳られたサヨクはまだ健在だということです。「連合」という労働団体の中には「自治労」という行政機関のものもあります。戦後60年間に、日本中に張り巡らせ構築された反日ネットワークは侮れません。
■分割されるアジア
韓国・中国・日本と過去9週に渡り、感じたことを書いてきました。思ったことは、各国とも自分たちの歴史と事情があり、「アジアは別々」だと云うこと。そして近代に入っては「米国の陰(影響・謀略)」が常にあると云うことでした。
■米国の野望と西進
米国の影響は我が国が敗戦・占領されてからと思っておりましたが、実はペリー来航から始まったのでした。ペリーの来航は、日本の「開港」だけを目的にしたものではありません。南北戦争を挟んでの、米国の“遅れてきた植民地獲得競争”シナ進出の一環として行われたのでした。
■米国のアジア進出と各国の利権争い
米国は当時欧州勢力と世界的植民地獲得競争の中にあり、「太平洋ハイウェイ」の構築を急いでいたのでした。クジラ漁の薪水の補給基地の為に日本に来たなどは“大嘘”で、戦後その様に思わされているだけであります。
以後我が国は、米国のシナ進出の遠望のために影響を受け続け、日露戦争後の満州で全面的に向き合います。アメリカは蒋介石を使いました。そしてソ連は毛沢東を後押ししました。
ここにシナ大陸における対日本包囲網が確立し、「日本締め出し」が始まる訳です。結果として日露戦争以後、西洋白人国家群からの二度目の戦いを挑まれることになっていくのでした。
■公開されない日本関係情報
米国では外交文書も順次公開されますが、こと我が国に関してのものは別でであります。CH桜や西尾幹二氏が行なっている「GHQ焚書図書開封シリーズ」はその秘密に接近しようとするものです。
■不安定な政権
私の見る限り中曽根内閣以後、国内基盤がしっかりしていない政権は、外交首脳との”親密さ”を訴えて政権の看板を磨こうとする傾向があるようです。これは「両刃の剣」であります。大変な注意が必要かと思います。
お勧めサイト
・杜父魚(かじか)文庫ブログ
「こんな日本に誰がしたのだろう 古沢襄」
http://blog.kajika.net/?eid=1001087
・女王陛下のレセプション。各国首脳の横顔を見ることができます。我が国はいないの?
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/2750713/
杜父魚文庫
10138 挑戦を受け続ける日本 MoMotarou

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