10227 「全て金正恩氏のおかげ」と金正日料理人  古沢襄

日本のテレビ局から資金援助を受けて、訪朝したといわれる「金正日総書記の料理人」藤本健二氏(仮名)は、7日午後2時に成田空港に到着した際、北朝鮮を称賛する発言をしたと韓国の朝鮮日報は伝えている。
拉致被害者の家族たちが聞いたら、極めて不愉快な思いをするだろう。帰国せずに北朝鮮に帰化した方がいい。北朝鮮にしてみれば、恰好の宣伝人ということだろうか。
<故・金正日総書記直属の料理人だった藤本健二氏(仮名)が7日、平壌訪問を終え成田空港に到着し、記者の質問を受けた。
「すごく変わった。平壌の商店を回ってみたが、どの店も商品であふれていた。全て金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記のおかげ」
故・金正日(キム・ジョンイル)総書記直属の料理人だった藤本健二氏(仮名)は、平壌で北朝鮮の金正恩第1書記と会談し、7日午後2時に成田空港に到着した際、北朝鮮を称賛する発言をした。
7日に成田空港で記者と会った藤本氏は「通りで見掛けた平壌市民の表情は皆明るかった。金正恩第1書記が最高指導者に就任した後、いろいろ変わった。全て金正恩氏のおかげ」と語った。
しかし藤本氏は、金正恩第1書記に関する具体的な発言はしなかった。毎日新聞は「経由地となった中国・北京空港で4日、最高指導者の金正恩第1書記らの印象を報道陣に話したことで北朝鮮の幹部が憤慨しているとして『活字にされると困るのでしゃべれない』とコメント、詳細を明らかにしなかった」と報じた。
1989年から2001年にかけて、北朝鮮で金正日総書記直属の料理人を務めた藤本氏は、4日に北京で「今回の訪朝中、平壌で行われた歓迎パーティーで金正恩第1書記や李雪珠(リ・ソルジュ)夫人、妹の金汝貞(キム・ヨジョン)氏と会った」と主張していた。
藤本氏は、平壌訪問に関する詳細な話はテレビを通じて明らかにしたいと語った。東京の情報消息筋は「藤本氏の北朝鮮訪問は、日本の民放局の資金援助で実現した。藤本氏の訪朝記は間もなく日本でテレビ放映されるだろう」と語った。(朝鮮日報)>
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