ロムニー共和党大統領候補、「日本は衰退する国家」と演説。オバマ再選逃げ切りの状況に、異色の発言で人気取りの標的が「日本」とは・・・。
オバマ政権が続くことになればアメリカは日本と同じように衰退一途の国になる、というのがロムニー発言の真意、それを針小棒大に日本を非難したと報道する日本のメディアは、いつものように偏向している。
ロムニーの勝機はかなり遠くなったが、オバマ大統領が現職の強みを生かして、とりわけウォール街の代弁者として、自分の信念とは別の政治行動を取っているからである。ロムニーが逆転のチャンスは失業8%というアメリカの経済実態がもっと深刻になった時だろう。
ところでオバマ政権ナンバーツーの実力者といえば、誰もがヒラリー・クリントン国務長官をあげるだろう。ヒラリーはオバマ落選となれば直ちに次の大統領候補(2016年)の準備に入る。
そのヒラリーが中国を批判して「まもなく中国は最貧国に転落するだろう」と発言していることが、伝わっていない。香港誌『開放』8月号が伝えた。
ヒラリー発言の真意はこうだ。
「中国共産党幹部の家族、親族の多くが海外へ逃げ出し、財産を海外へ移しているが、そういう国家が長持ちしたためしがない」と。
杜父魚文庫
10237 ヒラリー 「中国は最貧国に転落」 宮崎正弘

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