10325 大阪維新幹事長 国政のための新党結成に言及  古沢襄

政局は西から大波が押し寄せている感じがする。橋下徹大阪市長や松井一郎大阪府知事の発言が連日ように政治面を賑わす。東京でも超党派の国会議員らによる勉強会「道州制型統治機構研究会」が22日、国会内で開かれたが、民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員ら、国会議員6人が参加、「大阪維新の会」との合流を検討している面々だ。
この勢いに渡辺喜美代表が率いるみんなの党もガタ揺れがきている。みんなの党の看板よりも「維新の会」の方が選挙を戦いやすいという思惑が飛び交う。もともと明治維新は西の薩長が京都を押さえ、江戸に攻め上った歴史がある。平成維新が成るのか、どうか?
既成政党が集まるお江戸が、大阪の勢いに押されている図は、戦後政治史でも初めてのケースとなっている。
<橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」との合流を検討している超党派の国会議員らによる勉強会「道州制型統治機構研究会」が22日、国会内で開かれた。民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員ら、国会議員6人が参加した。
松野、松浪両氏以外の出席者は民主党の石関貴史衆院議員と、みんなの党の上野宏史、小熊慎司、桜内文城の各参院議員。自民党の前衆院議員ら4人も参加し、維新の会が次期衆院選公約に掲げる予定の「消費税の地方税化」について議論した。
現職議員の出席者のうち、桜内氏以外の5議員は11日に大阪市内で橋下氏と会談している。ただ、自民党の西村康稔、平井卓也両衆院議員ら合流に慎重な勉強会メンバーは22日は姿を見せなかった。そのうちの1人は「誤解を生むから行きづらい。しばらく様子を見る」と語った。
松浪氏は会合後、記者団に対し、11日の橋下氏との会談の際に「共同勉強会を開きたい」と橋下氏から提案があったと明らかにした。(毎日)>
<橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎大阪府知事は22日の定例記者会見で、国政や次期衆院選の対応について「政党全体としての合流ではなく、政治理念が一致する人が結集できるよう『新しい政治集団』をつくりたい」と述べ、大阪維新を母体にした新党結成に言及した。大阪維新への合流に意欲をみせる一部国会議員やみんなの党に対し、次期衆院選のマニフェスト(政権公約)となる「維新八策」への賛同と現在の党籍を離れることを求めるもので、第三極の主導権を握るねらいがある。
橋下、松井両氏は、20日に府内で会談したみんなの党の渡辺喜美代表にも、こうした考えを伝えた。
松井氏は大阪維新については「(大阪の)ローカルパーティーとして残る」と述べた。その上で「(維新八策を)決定できる政治をやりたいと思えば、決定できる態勢、枠組みが必要となる」と述べ、新党結成の意義を訴えた。
渡辺氏は22日、栃木県庁で記者会見し「すみ分け、統一名簿、合流など大阪維新との連携の仕方はいろいろあるが、一致させて政界再編することが望ましい」と述べた。
大阪維新への合流に意欲的な民主党の松野頼久、自民党の松浪健太両衆院議員は22日、国会内で「道州制型統治機構研究会」の会合を開き、大阪維新が掲げる消費税の完全地方税化について議論した。会合にはみんなの党の上野宏史、小熊慎司、桜内文城の各参院議員も出席した。(産経)>
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