毎日新聞に興味深い記事がでている。安倍政権下で自民党幹事長を務めた中川秀直氏に、大阪維新の会が結成する新党への合流を打診していたという。保守右派色を強めた安倍政権下で、中川氏は左にウイングを広げる立場をとった。
日経新聞の政治記者から政界に身を投じた中川氏だが森政権下で官房長官。歳出削減と経済成長を重視する「上げ潮派」で政策通でもある。拉致問題の解決のために、シンガポールで北朝鮮の姜錫柱氏と秘密会談を持ったこともある。
<橋下徹大阪市長が率いる地域政党「大阪維新の会」が自民党の中川秀直元幹事長(比例中国)に対し、9月中旬にも結成する新党への合流を打診していたことが29日分かった。関係者によると、維新側は国政進出に備え、政策立案の中心となる議員を探しており、小泉政権の閣僚経験者を通じて、中川氏に合流を打診した。
維新は次期衆院選に向けた政策集「維新八策」の中間案で、経済政策として、競争力や成長戦略の強化、規制改革の徹底などを掲げている。中川氏は歳出削減と経済成長を重視する「上げ潮派」で、政策面で一致できると判断したとみられる。中川氏は態度を明確にしておらず、毎日新聞の取材に「維新の会から正式な話はない」と語った。(毎日)>
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10384 維新 自民党の中川元幹事長に参加を打診 古沢襄

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