政界の話題は自民党の総裁選挙に絞られている。総裁候補は乱立するだろうが、ズバリ占えば、安倍晋三元首相と石原伸晃幹事長の一騎打ちに収斂される。谷垣禎一総裁は?、それは言わぬが花。
石原伸晃幹事長には森元首相、谷垣氏の出身派閥・古賀派の古賀誠元幹事長、伊吹派会長の伊吹文明元幹事長ら党重鎮が推している。党参院議員への影響力を残す青木幹雄元参院議員会長も伸晃幹事長支持。町村派の町村信孝元外相も最終的には石原支持に回るだろう。額賀派も石原支持とみる。
安倍晋三元首相には麻生太郎元首相、石破前政務調査会長、甘利明元経済産業相、中川秀直元幹事長、稲田朋美氏、小泉進次郎氏らが推すことになろう。案外、見過ごされているのは、甘利氏が派閥横断で結成した新グループ「さいこう日本」。衆院議員14人、参院議員5人の数を保持している。
自民党の総裁選挙は、今月14日に告示、26日に投開票を行う。議員票200,党員票300だが、議員票では石原、安倍両氏とも互角か、石原氏に若干分がある。やはり党員票でどちらが優位に立つかが決め手になる。
杜父魚文庫
10408 安倍VS石原の一騎打ちに収斂か 古沢襄

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