シリア北部のアレッポでジャーナリスト山本美香さんを銃撃、殺害した犯人は、「(政府軍)170旅団所属のマフムード軍曹」を名乗る男だと判明した。
シリアの反体制派組織「アーシファ・シマール旅団」は1日、銃撃に関与した政府軍兵士とされる男性が軍による殺害命令があったと供述するビデオ映像をネット上に公開した。映像は49秒間。
日本の各社はエジプトのカイロ(毎日はイランのテヘラン)から速報した。東京新聞の【カイロ=今村実】が一番早く、【カイロ時事】と読売の【カイロ=貞広貴志】が追いかけた。毎日の【テヘラン鵜塚健】、日経は【カイロ=共同】。朝日は何故かクレジットなしで報じた。動画サイト「ユーチューブ」をみて、本社で記事を書いたのかもしれない。
<【カイロ=貞広貴志】8月20日に起きたジャーナリスト山本美香さんの殺害事件で、シリアの反体制派組織「アーシファ・シマール旅団」は1日、銃撃に関与した政府軍兵士とされる男性が軍による殺害命令があったと供述するビデオ映像をネット上に公開した。
映像は49秒間で、「(政府軍)170旅団所属のマフムード軍曹」を名乗る男が、北部アレッポで開かれた会合で少佐の上官から「ジャーナリストを殺害し、(反体制派)自由シリア軍の仕業のように見せかけろ」と指令を受けた、と述べた。男は、白い肌着風のシャツを着ており、映像では負傷や拷問の痕は認められなかった。
男は、山本さん殺害の際に2人のジャーナリストを拘束したとも述べた。行方不明になっている、米政府出資のアラビア語衛星テレビ「アル・フッラ」の記者を指しているとみられる。(読売)>
杜父魚文庫
10410 美香さん殺害の犯人は政府軍の軍曹 古沢襄

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