森元首相は安倍元首相が総裁選に立候補することに自重を求めた。町村派の町村元外相が立候補するので、町村派の分裂を怖れているという見方があるが、むしろ自民党が民主・自民・公明三党の提携派と自民・公明・維新三党の提携派に分かれ、争うことを懸念しているのではないか。
<自民党の森喜朗元首相は2日のテレビ朝日番組で、総裁選に出馬の意向を固めている安倍晋三元首相に対し、平成19年に首相を辞職した経緯を踏まえ、自重を促した。「首相を辞めたのは身体の関係だ。国民にきちんと説明できているのか。国民がどう見ているかが大事だ」と述べた。
同時に「憲法改正や教育の見直しをやりたいという理想は素晴らしいが、安倍氏の存在を示すには首相にならなくてもいい」と強調、閣僚などで実績を積むよう求めた。
安倍氏は19年7月の参院選で惨敗し、与党が少数となる「ねじれ国会」を招いた後の9月、臨時国会で各党代表質問の直前に健康問題を理由に退陣表明した。(産経)>
杜父魚文庫
10415 安倍氏の立候補に森氏が自重を求める 古沢襄

コメント