10418 谷垣氏 古賀氏の協力なしでも立候補へ   古沢襄

四面楚歌ということだろうか。しかし自民党の谷垣総裁は、三日、出身派閥の会長でみずからの党運営などに批判的な古賀元幹事長と会談して協力を求めることにしているが、仮に協力を得られなくても総裁選に立候補する意向だとNHKは伝えている。
すでに党内から総裁選に出馬する動きが顕在化しているが、九月八日の国会閉幕までは発言を控える方向にある。谷垣氏が再選を目指すことを表明すれば、谷垣氏に批判的な党内の総裁選の候補者たちが一斉に声をあげることになろう。
<自民党の総裁選挙は、再選を目指す谷垣総裁が、3日、出身派閥の会長でみずからの党運営などに批判的な古賀元幹事長と会談して協力を求めることにしていますが、仮に協力を得られなくても立候補する意向です。
一方、石破前政務調査会長は、決選投票までもつれ込む場合も見据えて、立候補を前向きに検討している安倍元総理大臣との連携を模索する方針です。
自民党の谷垣総裁は、2日、総裁選挙での再選を目指して、今月8日の今の国会の会期末前後に立候補を正式に表明する考えを示しました。
谷垣氏を巡っては、先に再選を支持する考えを示していた森元総理大臣が、国会対応などに不満があり支持できないという考えを明らかにしているほか、谷垣氏の出身派閥の会長の古賀元幹事長も党運営などに批判的です。
このため、谷垣氏は、3日、古賀氏と会談して協力を求めることにしていますが、仮に協力を得られなくても立候補する意向です。
一方、石破前政務調査会長は、2日、今の国会が閉会したあとに、立候補を正式に表明する考えを示しました。
そのうえで、石破氏は、立候補を前向きに検討している安倍元総理大臣について、「考え方の似たものが一緒にやるというのは、至極当然だ」と述べ、総裁選挙の1回目の投票で決着せず、決選投票になる場合も見据えて、安倍氏との連携を模索することを明言しました。
これに対し、安倍氏に立候補を求めている議員の中には連携に否定的な意見もあり、石破氏を支持する議員らは、6日に石破・安倍両氏が領土問題に関する勉強会にともに出席することなどを通じて、連携を実現させたいとしています。
また、町村元官房長官は、今週中に立候補を正式に表明する考えで、町村氏を支持する議員らが、3日、会合を開いて、支持の拡大に力を入れることを確認することにしています。
こうしたなか、自民党内からは、谷垣総裁が立候補すれば支持するとしている石原幹事長について、知名度が高いなどとして、立候補に期待する声も出ています。
総裁選挙は、今月14日の告示、26日の投開票に向けて、各陣営の駆け引きや支持拡大を目指す動きが活発化する見通しです。(NHK)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました