中国国内の反日デモは、北京、上海など62都市に十六日、拡大したと北京から産経新聞が伝えてきた。それを裏付けるように十六日の杜父魚ブログは、中国の57都市の邦人が一斉にアクセスしてきている。
いまのところ中国にいる邦人に危害が加えられた情報はないが、外出をせずに自宅でネット情報を頼りにしている情景が目に浮かぶ。
政府は中国当局に対して、もっと強い抗議をすべきであろう。中国当局も反日デモを黙認していると、コントロールが効かなくなった暴徒が、容易に「反政府デモ」に転じることを悟るべきである。
<【北京=川越一】日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議する中国国内の反日デモは16日、北京や上海、広東省広州、深センなど少なくとも62都市に拡大、海外にも飛び火している。15日に一部のデモ参加者が暴徒化したことから中国当局は警備態勢を強化。同省深センでは武装警察がデモ隊に催涙弾を発射するなど、当局もデモ容認から抑制に転じ始めている。
15日に1972年の日中国交正常化以来、最大規模の2万人が集結した北京の日本大使館前では、16日も約1万人が抗議活動を行った。広州では日本総領事館が入る高級ホテルが約1万人に包囲され、営業停止状態に陥った。米サンフランシスコでも15日、中国系米国人ら約3千人が繁華街でデモ行進を行った。
満州事変の発端となった柳条湖事件から81年を迎える「9月18日」を控え、日本側は再発防止や在留邦人の安全確保を強く要請している。中国当局も「反日」が「反政府」に転じることを警戒。デモを報じる中国紙に略奪や破壊行為については言及させないなど、暴徒化の連鎖を封じようと苦心している。壁一面を中国国旗で覆うなど、自衛手段を講じる日系店舗も増えている。(産経)>
中国の各都市からの杜父魚ブログにアクセス状況(十六日 アクセス数の多い順に表示)
1。 上海
2。 北京
3。 嘉興
4。 蘇州
5。 武漢
6。 瀋陽
7。 トンコワン
8。 シンセン
9。 無錫
10。 重慶
11。 大連
12。 広州
13。 南京
14。 チャンチュン
15。 天津
16。 チンタオ
17。 煙台
18。 杭州
19。 厦門
20。 珠海
21。 南通
22。 太原
23。 福州
24。 長沙
25。 カシュガル
26。 (設定しない)
27。 包頭
28。 南昌
29。 済南
30。 威海
31。 仏山
32。 臨汾
33。 鞍山
34。 撫順
35。 常州
36。 湖州
37。 寧波
38。 紹興
39。 温州
40。 上饒
41。 リンイー
42。 維坊
43。 鄭州
44。 保定
45。 ホワンカン
46。 黄石
47。 常徳
48。 チェンチョウ
49。 江門
50。 成都
51。 西安
52。 鄂州
53。 ジンヂョウ
54。 梅州
55。 オルドス
56。 湘西
57。 中山
杜父魚文庫
10519 中国の反日デモ 60都市以上に拡大 古沢襄
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