10525 中国漁船千隻、尖閣海域へ  古沢襄

中国の浙江省と福建省などの漁船約一〇〇〇隻が、出港して十七日中にも尖閣諸島の周辺海域に到着すという。東支那海は台風の影響でかなり荒れている。中国当局も漁業監視船を尖閣諸島の周辺海域に派遣するとしており、海上保安庁の巡視船などとの衝突も懸念されている。
【北京時事】中国中央人民ラジオ(電子版)は17日、浙江省と福建省などの漁船約1万隻が出航し、このうち約1000隻が同日中にも、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域に到着する予定だと伝えた。日本政府は警備を強化する方針で、大量の漁船出現により尖閣諸島海域の緊張が高まるのは必至だ。
尖閣諸島がある東シナ海では夏季の休漁期間が3カ月半ぶりに16日正午に終了。しかし、台風の影響で出航を見合わせていた。天候が回復したとして出航したもようだ。
同ラジオによると、漁船を管轄する農業省当局は、漁業主権の維持に向けた準備は整っていると強調。同省所属の漁業監視船も尖閣諸島に向かい、漁船の安全を確保する。漁業監視船は7月にも尖閣諸島周辺の日本領海に侵入しており、漁船・漁業監視船と海上保安庁巡視船などとの衝突も懸念される。(時事)
杜父魚文庫

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