自民党総裁選に立候補した町村信孝元官房長官(67)が急病のため入院したことは、26日に迫った自民党の総裁選に少なからず影響を与えるとの見方が広まっている。
政治家にとって病気入院は致命的なマイナスになるから、町村氏が無理をおして立候補しても支持票がばらけることは確実であろう。撤退すれば町村支持票の行方がどの候補に流れるのか?各社の政治部はその読みに入っている。
考えられるのは、石原幹事長と安倍元首相に多くが流れるということであろう。議員票は石原氏に流れ、地方党員票は安倍氏に流れるのではないか。いずれにしても、石原、安倍両氏が最初の投票で過半数をとるのは難しいのではないか。
しかし安倍、石破、石原の三候補の順位がどうなるかである。三つのケースが考えられる。
①安倍、石破の二候補が一、二位の場合
②安倍、石原の二候補が一、二位の場合
③石破、石原の二候補が一、二位の場合
②のケースでは、巷間伝わる石破氏の優位説が崩れる。③のケースでは石原優位説が浮上するのではないか。とはいうものの、終盤戦を迎えて安倍、石破、石原の三候補が三つどもえの争いになるのは間違いない。町村氏の病気入院は総裁選の票読みに微妙な影響を与えることになる。
<自民党総裁選に立候補した町村信孝元官房長官(67)が急病のため、都内の病院に緊急入院したことが19日午前、分かった。町村氏は18日夕に体調を崩した。病院で検査を受けており、19日の総裁選関連行事は全て欠席する。町村陣営の細田博之元幹事長が党本部で記者会見し、明らかにした。総裁選対応に関し、細田氏は「分からない。医者の判断だ」としているが、陣営内では撤退せざるを得ないとの見方も出ている。
細田氏は「きのうの関西方面の遊説の帰路に非常に気分が悪くなった。東京に着いてからも引き続き気分が良くないということで、念のため病院に行った」と説明。撤退を決めたのかとの質問には「そういうことではない」と述べた。
ただ、町村陣営幹部は19日午前、「胸が痛いと言って入院した。心臓疾患の可能性がある。そうすると検査に時間がかかり、総裁選を戦うのは難しい」と語り、体調不安を抱えての選挙戦続行は困難との認識を示した。陣営幹部らは同日午後に集まり、今後の対応を話し合う。(時事)>
<自民党総裁選(26日投開票)に立候補している町村信孝元官房長官(67)が19日、体調不良による検査入院のためとして、党青年局・女性局主催の候補者討論会など一連の総裁選関連行事を欠席した。
町村氏が会長を務める町村派は43人を抱える党内最大派閥。安倍晋三元首相(57)との間で分裂選挙となったが、毎日新聞の集計で町村氏は30票以上を固めている。撤退となれば、安倍氏と石原伸晃幹事長(55)の2位争いの行方を左右するとの見方が広がった。
総裁選は地方票で先行する石破茂前政調会長(55)を石原幹事長と安倍元首相が追う展開になっているとみられる。5候補の乱立により、1人の候補が1回目の投票で過半数を獲得するのは難しい。決選投票に進める2位以内を目指し、石原氏と安倍氏がしのぎを削っているのが現状だ。(毎日)>
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