野田首相は輿石東幹事長と会談し、続投を要請した。輿石氏は回答を留保した。産経新聞が伝えている。
この情報が伝わると、永田町には首相は年内解散に消極的という観測が一気に広まった。自民党内には反発する空気が生まれている。
<民主党は21日、都内で臨時党大会を開き、野田佳彦首相(55)を代表に再選した。首相は直ちに党役員人事に着手した。首相は同日夕、輿石東幹事長と会談し、続投を要請した。輿石氏は回答を留保した。
首相は次期総選挙をにらみ、態勢強化のため、参院議員会長も兼務する輿石氏を交代させる方針をいったんは固めた。だが、他に党内をまとめられる人材はいないとして、輿石氏の留任に傾いた。
首相は国連総会出席のため米ニューヨークに向かう24日までに党役員人事を内定させ、28日に両院議員総会を開き正式決定する。
首相は代表選後、国民新党の自見庄三郎代表と電話で会談し、連立維持を確認した。国民新党からは自見氏が入閣する見通しだ。
26日の自民党総裁選を受け公明党も含め3党党首会談を開き、国会運営に協力を求める考えだ。内閣改造は10月1日にも踏み切る。
首相は再選後の記者会見で「衆参両院選挙は遠くない将来間違いなくある。特に選挙対策に力を入れなければならない」と述べた。各省庁の副大臣、政務官に当選1回の議員を積極的に登用する考えも示した。
党所属国会議員と地方議員、党員・サポーターによる投票の結果、首相が1回目で有効投票ポイントの過半数を獲得した。有効1208ポイントのうち首相が818ポイント。原口一博元総務相(53)は154ポイント、赤松広隆元農林水産相(64)は123ポイント、鹿野道彦前農水相(70)は113ポイントだった。
任期は今回の代表選から3年となる。(産経)>
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10554 野田首相 輿石幹事長に続投を要請 古沢襄
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