NHKは朝七時のニュースで自民党総裁選挙の中間情勢(国会議員票と党員票)について、石破前政務調査会長が先行し、安倍元総理大臣と石原幹事長が決選投票に進める2位を巡って競り合っていると報じた。
各紙も情勢分析を進めているが、ほぼ同じ状況とみられる。石破、安倍氏が一、二位となれば、決戦投票(国会議員票)で安倍氏が優位。石破、石原氏が一、二位となれば、安倍支持の国会議員票が石破氏支持に回っても、僅差で石原氏が優位に立つと私は読んでいる。
<9月22日 7時1分 自民党総裁選挙は、NHKが国会議員票と党員票のこれまでの情勢を取材した結果、1回目の投票で過半数を得る候補はいないものの、石破前政務調査会長が党員票で支持を広げて先行し、安倍元総理大臣と石原幹事長が決選投票に進める2位を巡って競り合っています。
そして、町村元官房長官と林芳正政務調査会長代理は国会議員票の支持を固め、党員票の上積みを図っています。
来週26日に投開票が行われる自民党総裁選挙は、一人1票を持つ国会議員の199票と、300票に換算される党員票の合わせて499票を巡って争われ、1回目の投票で過半数を得る候補がいない場合には、上位2人による決選投票が行われます。
NHKは、全国の放送局で、国会議員票は議員本人やその周辺に情勢を取材し、告示日の今月14日から始まっている党員投票は都道府県連などに情勢を取材しました。
それによりますと、これまでに、国会議員票では、199人のうち、安倍元総理大臣が40人以上の支持を固め、石原幹事長が40人前後、石破前政務調査会長が30人前後、町村元官房長官が30人近く、林芳正政務調査会長代理が20人余りの支持を固めています。
一方、300票の党員票は、石破氏が支持を広げてほかの候補者を引き離し、これに安倍氏と石原氏が続き、町村氏と林氏が3人を追う展開となっています。
この結果、国会議員票と党員票を合わせた全体では、1回目の投票で過半数を得る候補はいないものの、石破氏が先行し、安倍氏と石原氏が決選投票に進める2位を巡って競り合っています。
そして、町村氏と林氏は、国会議員票の支持を固め、党員票の上積みを図っています。
各陣営は、態度を明確にしていない国会議員が30人近くいることから、26日の投開票日ぎりぎりまで、こうした議員への働きかけを続けるとともに、25日に締め切られる党員票の掘り起こしに全力を挙げることにしています。(NHK)>
杜父魚文庫
10558 自民党総裁選 石破氏が先行 古沢襄

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