10591 中国空母就役「驚きなし」 米国防総省  古沢襄

中国初の空母「遼寧」が就役したといっても、ソ連時代に設計、着工された重航空巡洋艦「ワリヤーグ」を改修したものである。ソ連は資金難から完工に至らず、ソ連崩壊後、ロシア海軍が保有権を放棄しウクライナ海軍に編入された。
ウクライナも資金難から同艦はムィコラーイウの岸壁に係留されたまま放置されていた。結局はウクライナが2,000万ドルで売却する意向を示し、マカオの「中国系民間会社」である創律集団旅遊娯楽公司が1998年に購入した。「中国本国で海上カジノとして使用する予定」とされていた。(ウイキペデイア)
二〇〇五年に大連船舶重工集団に所属する大連造船所の乾ドックに同艦が搬入され、錆落しと人民解放軍海軍仕様の塗装を施され、修理も進んでいることが確認されたことから、中国が初の空母を就航させる意図があると認められた。
しかし空母単独では潜水艦の魚雷攻撃によって撃沈されてしまう。空母を護衛する空母機動艦隊の編成が焦眉の急となっている。今後、中国海軍は、実戦環境での機能や航空機搭載試験、空母編隊の共同演習など、一連のテストを行なって、作戦能力を持つことになるが、それにはまだ時間がかかるというのが軍事専門家の見方となっている。
<【ワシントン時事】米国防総省のリトル報道官は25日の記者会見で、中国初の空母「遼寧」が就役したことについて、同国の軍拡の動きは継続的に監視しているとして「特別な驚きはない」との認識を示した。
リトル報道官は、パネッタ国防長官が先週訪中した際に空母就役について通告を受けていたか尋ねられ、「記憶によれば特に議論していない」と説明。同時に、今回の通告の有無により米中の軍同士の関係が影響を受けるとは考えていないと言明した。
また、「中国とは健全で安定的な関係の構築を引き続き図っていく」と強調。ハイレベルの交流を拡大することで、双方の溝を埋め、協力できる分野を広げていきたいと語った。(時事)>
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