10595 自民幹事長には盟友・石破氏の公算  古沢襄

明日から三泊四日の東北旅行に出る。杜父魚ブログ一日のユーザー数が三万三〇〇〇台に乗ったばかりなのに、四日間の休刊は申し訳ないが、先祖累代の墓造りなのでお許し願いたい。
予測通り安倍元首相が自民党の総裁に選出された。幹事長には盟友である石破元政調会長を当てると思うが、党人事は安倍氏の胸の中にある。
いずれにしても安倍新総裁は、民主党政権を倒すことに全力を傾注することが最大の政治課題となった。その意味で国対委員長の人選も重要である。
迎えうつ民主党は野田首相よりも輿石幹事長の采配が注目される。中途半端な追及では巧みにかわされてしまう。硬軟とり混ぜた戦術・戦略が安倍自民党に求められる。
今度の総裁選挙で、安倍総裁に対する党内実力者に距離度がかいまみえる。近い順からいえば、決戦投票で争った石破氏、前総裁の谷垣氏、同じ派閥の町村氏、さらには安倍支持を鮮明にした麻生元首相、高村元外相らが広汎な支持母体になるだろう。党内を横断した安倍支持の政策研究会が中核となる。
少し距離が出来たと思うのは石原幹事長、選挙区事情がからむ林氏。なによりも森元首相、古賀元幹事長ら党重鎮との間にかなりの距離が生まれたのではないか。ということは、新しい安倍体制は重鎮支配から脱して、派閥を越えた方向性を持っている。
他党との関係でいえば、公明党との連携を軸にして、立ち上がれ日本、みんなの党、日本維新の会との提携が出てくる。副総裁を置くか分からないが、他党との連携工作は副総裁が担うことになりはせぬか。
これらの安倍体制の輪郭がみえるのは、私が東北旅行から戻った後の来週からではないかと思っている。
杜父魚文庫

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