産経新聞は「李英浩氏の更迭は金正男氏との内通が理由」として、北朝鮮の金正恩第1書記が金正男氏の本格的排除に動き出したと伝えている。中国側も金正男氏の警備の水準を引き上げたもようだという。
<北朝鮮の金(キム)正(ジョン)恩(ウン)政権が金正恩第1書記の異母兄、金正(ジョン)男(ナム)氏(41)の本格的排除に動き出したことが13日までに分かった。正男氏襲撃が工作員に指示されていたほか、朝鮮人民軍最高幹部だった李(リ)英(ヨン)浩(ホ)氏の更迭も正男氏との内通が理由だったとの見方が浮上。正男氏への送金も絶たれたという。中国で暮らす正男氏に対し中国側も警備の水準を引き上げたもようだ。(桜井紀雄)
「『金正男氏を中国で襲って北朝鮮に連れ戻せ』と指示された」。韓国検察によると、脱北者を装い韓国に潜入したとして、9日に起訴された北朝鮮の秘密警察、国家安全保衛部の工作員の男(50)はこう供述した。2010年7月ごろ指示され、交通事故を装った襲撃を計画したが、正男氏の所在が確認できず、実行されなかった。
民間団体「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)などが最近、朝鮮労働党幹部らから得た情報では、保衛部からは「場所、手段を選ばず正男氏を除去せよ」との指令が出されていたという。正恩政権になって指示が強まった可能性がある。
7月の李氏の軍総参謀長解任をめぐっても経済政策に反対したためなどと伝えられたが、決定的理由は「正男氏との内通」とされたとの情報が党幹部の間で持ち上がっているという。
北京やマカオを拠点に活動する正男氏に、北朝鮮の党や軍の各部門は毎月計十数万ドルを送金。李氏は正男氏の軍勤務を通じ接点があり、送金にも関わってきたとされる。しかし、金第1書記が権力を固めるとともに送金は打ち切られ、愛人複数と家族を持ち自身はホテル暮らしをする正男氏は現在、資金に困窮しているという。
正男氏については長年、叔母で金第1書記の後見役でもある金敬(ギョン)姫(ヒ)党政治局員と張(チャン)成(ソン)沢(テク)国防副委員長夫妻が擁護してきた。一連の動きの背景には、張氏が金第1書記から正男氏との関係途絶を迫られる前に排除容認に転じ、李氏を犠牲にした可能性がある。国外での手術も報じられた敬姫氏の健康悪化も関係していることが考えられる。
中国内外を自由に行き来し、メディアの前にも姿を見せてきた正男氏だが、李氏更迭以降、動向は確認されていない。中朝関係者によると、中国当局者は組織的な警護に入っていることを認め、所在については完全に秘匿しているという。(産経)>
杜父魚文庫
10733 李英浩氏の更迭は金正男氏との内通が理由 古澤襄
未分類
コメント