10738 小沢代表 消費増税反対勢力の結集を  古澤襄

国民の生活が第一の小沢代表は十四日、次の総選挙の争点として、消費増税を主要なテーマとする考えを明らかにした。消費増税と社会保障の一体改革を進める民主・自民・公明三党に対して、消費税率の引き上げに反対する勢力などを結集し、政権の奪還を目指すという。
これは民主党内にある消費増税に反対する勢力に対して呼び掛け、離党を促す効果を狙ったものであろう。
一方で民主党の輿石幹事長は小沢氏に呼び掛け、衆院で内閣不信任案が提出されたら同調しないよう働きかけている。小沢氏がこれに応じるか定かでない時期に、消費増税反対の旗印を掲げたことになる。
その狙いは分からないが、内閣不信任案が可決されても、野田首相は閣内の反対で解散権を行使できずに、総辞職に追い込まれるという”読み”があるのではないか。
<国民の生活が第一の小沢代表は青森県十和田市であいさつし、次の衆議院選挙で消費税率の引き上げに反対する勢力などを結集し、政権の奪還を目指す考えを示しました。
この中で小沢代表は「いま消費税増税の話をすると、『法律が通ったのだからどうしようもない』と思う人がほとんどだと思うが、次の衆議院選挙で『景気がどんどん悪くなっているときに大増税はおかしい』と思う議員が多数を占めれば、消費税増税を廃止したり凍結したりすることも可能だ」と述べました。
そのうえで小沢氏は「民主党がマニフェストを捨て去って大増税をすることは、国民への裏切りであり背信行為だ。『このままの政治ではいけない』と思う同志が手を携えて、本当に国民の生活を第一に考える政権を作らなければならない」と述べ、次の衆議院選挙で消費税率の引き上げに反対する勢力などを結集し、政権の奪還を目指す考えを示しました。(NHK)>
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