10753 <速報>15日、政治局常任委員会が次期執行部人事を決定? 宮崎正弘

李源潮、王洋ら「団派」が落馬し、張徳江、劉雲山、張高麗、愈正声が入常。「入常」とは政治局常務委員会に入るという意味で、中国のトップセブンの一角に加わる。
17日の明鏡網は、15日に北京で政治局常務委員会が開催され、次の七名が次期常務委員になったとつたえた。
 習近平(太子党)
 李克強(団派)
 張徳江(上海派)
 王岐山(太子党、上海派)
 劉雲山(団派)
 張高麗(上海派から団派へ?)
 愈正声(上海派、太子党)
この結果、団派から有力視されていた李源潮と王洋が落馬した、と明鏡は「北京の信頼できる消息筋」の話として報じた。
米国ナンバーワンの週刊誌「TIME」は、直近の「習近平特集号」で、次の人事予測を展開した。
確定している二人  習近平 李克強
 
ほぼ有力の四人  王岐山 張徳江 愈正声 李源潮
「残る一席」に有力視される三人
 王洋 (団派、広東省書記)
 劉延東(団派、政治局員)
 劉雲山(団派、宣伝部長に有力)
明鏡とTIMEとの差異は、李源潮と劉雲山が境をさまよっている程度で、ともに王洋の執行部入りが難しい情勢であることを示唆している。次期執行部人事は11月14日に発表される予定。
杜父魚文庫

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