リチャード・バーガーの新作『赤い扉のうしろ 中国のセックス革命』。
知る人ぞ知る。リチャード・バーガーは、「北京ダック」というブログの主宰者。
http://www.pekingduck.org/2009/09/chinas-reasonably-enlightened-autocracy/
辛辣に中国の社会現象を批判するのでファンも多い。2003年のSARS流行の前後から、中国観察を始めて、とりわけ彼が注目したのは、経済繁栄、成長とともに爆発的にかわってしまった中国人のセックス観だった。
リチャード・バーガーの新作は『赤い扉のうしろ 中国のセックス革命』
http://www.amazon.co.jp/Behind-Red-Door-Sex-China/dp/9881998328/ref=sr_1_9?s=english-books&ie=UTF8&qid=1350447651&sr=1-9
毛沢東時代の中国は圧制された政治体制のもと、夫婦さえホテルで同室を禁じられていた。女性は儒教のモラルに従順で処女で結婚するのが常識だった。
ひっくり返るほどのセックス革命が中国に進行した。婚前旅行などという程度ではない。家具売り場の主流がベッドとなり、あちこちに売春宿が現れ、辻辻にはセックスショップ。孔子の教えのシルクのカーテンから、妾、援助交際、金持ちの愛人がビジネスとなり、女性の純潔性は顧みられず、同性愛もゲイも公然化し、偽処女膜が公然と売られ、そして聖なる教会で式を挙げる。
リチャード・バーガーは言う。「押さえつけられてきた自由な表現、政治行動の代わりに、中国人はタブーを破って自由になれるセックスに醍醐味を覚えたのだ」
日本のポルノ女優が中国へ行くと数千の追っかけが出来る。蒼井空は超有名人である。しかし日本のDVDも、マニア、変態、SMなどはまだ中国での注目度は低い。日本のアニメとDVDは中国人にとって依然として人気の的である。
日本と一番異なるポイントはなにか。それは「愛人稼業」に勤しむ夥しい女達が、あっけらかんとして「ウチの旦那の金持ち度」を吹聴する、懼れを知らぬというか、怖じ気づくことがない。「日陰の身」という意識がまったくなく、ゼニゲバを露骨に表現して貢がせる男を自慢することである。
杜父魚文庫
10759 中国の性革命は西側とまったく異なっている 宮崎正弘
宮崎正弘
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