田中法相が18日の参議院決算委員会を、公務を理由に出席しなかったことは国会軽視と非難され、問責決議ものと批判されても仕方ない。問責決議が可決されれば、野田首相の任命責任も問われよう。
政府・民主党内では、暴力団関係者との交際が指摘された田中法相は臨時国会の開幕前に辞任は避けられないという見方が広がった。満身創痍の野田政権の命運が尽きようとしている。
<政府・民主党内では、暴力団関係者との交際が指摘された田中法務大臣について、公務を理由に国会審議を欠席したことなどから、「十分な説明責任を果たせない以上、今後の国会審議を乗り切るのは難しい」などとして、辞任は避けられないという見方が広がっています。
田中法務大臣は、過去に暴力団関係者の結婚式で仲人を務めたり、暴力団関係者の宴会に出席していたりしたことが指摘され、事実関係を認めて陳謝しました。
また、田中法務大臣は、みずからが代表を務める民主党の支部が、政治資金規正法で禁止されている、外国人が経営する会社から献金を受けていたことも認めており、野党側からは「法務大臣として極めて不適切だ」という批判が出ています。
こうしたなか、田中法務大臣は、出席を求められていた18日の参議院決算委員会を、公務を理由に出席せず、野党側はさらに批判を強めています。
田中法務大臣は、閣僚を続ける意向を示していますが、政府・民主党内からは「十分な説明責任を果たせない以上、辞任はやむをえない」とか、「野党側の厳しい追及が予想され、今後の国会審議を乗り切るのは難しい」などとして、田中法務大臣の辞任は避けられないという見方が広がっています。(NHK)>
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